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F1チーム間の”予算格差”是正のため、共通パーツ導入へ

8/12(土) 10:24配信

motorsport.com 日本版

 F1チーム間の年間の支出の格差は、大きく開いている。フェラーリは昨年33000万ポンド(約460億円)を使ったのに対し、フォースインディアは9000万ポンド(約126億円)、ザウバーは9500万ポンド(約133億円)を支出したと見積もられている。

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 マクラーレンのエクゼクティブ・ディレクターであるザク・ブラウンは、年間予算の上限を制限する案を支持しており、「一部のパーツには、標準化すべきだと思われるものがいくつかある」と語っている。

 F1のCEOであるチェイス・キャリーは、F1のスポーティング面のディレクターを務めるロス・ブラウンの「テクノロジーが失速するようなことがあってはならない」という主張を支持しつつ、統一パーツの投入がF1のコスト削減を目指す上でのひとつの選択肢だと考えている。

「コストの上限を抑える方法やクルマの主要なコンポーネントに対処する方法はいくつもある」

 そうキャリーは語る。

「マシンを共通化しようとは考えていない。最先端の技術と結びついたスポーツであることを続けていくことは、非常に重要だと考えている」

「マシン全体を時代遅れのモノにしようとは考えていないが、パーツについては共通化できると思う」

 どのパーツを標準化しようとしているのか、キャリーCEOは明らかにしなかったが、ロス・ブラウンは今年の初めに”ショーを改善せず、ファンが違いを認識しない”モノであると示唆した。

 キャリーCEOはまた、コスト削減に関するチームとの”予備的な会合”が行われていることを明らかにした。しかしその目的は、全チームの予算を同じにすることではないという。

「課題のひとつは、他チームとはかなり異なるレベルで、予算を使うチームがいくつかあるということだ。その結果は、コース上で見ることができる」

 そうキャリーは語った。

「もしチームの予算を、等しくはなくともある一定の領域に抑えることができれば、競争を促進し、このビジネスの経済性をより良くすることができるはずだ」

「このプロセスをチームと共に始めている。そのために何度かの予備的なミーティングを行った」

「エンジンのように、いくつかの大きな要素がある、それはおそらく、マシンの最も複雑な部分だ」

「コストの問題に対処することは、確かに我々の目標だ。それによって、このスポーツが多くのレベルで恩恵を受けることができると考えている」

Adam Cooper