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ルノーF1、シートが危ぶまれるジョリオン・パーマーのチーム残留は「後半戦のパフォーマンス次第」

8/12(土) 17:09配信

motorsport.com 日本版

 ルノーのジョリオン・パーマーは、2017年シーズンを11戦終え、ノーポイントと苦しんでいる。それに加え、チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグには予選で1回も勝てていないばかりか、予選Q3に6度進出したヒュルケンベルグは26ポイントを獲得し、ドライバーズランキング10位に位置しているのだ。

【写真】ロバート・クビサがテストで印象的な走りを見せ、パーマーの危機はさらに高まっている

 パーマーとルノーの契約は、今シーズン末まで。さらにチームは怪我でF1を離れていたロバート・クビサのレギュラー復帰の可能性を検討するため、ハンガリーのインシーズンテストにパーマーではなくクビサを参加させており、チームとパーマーの関係に疑問が生じていた。

 パーマーが、夏休み明けのベルギーGPにもシートを失うと繰り返しメディアが報道するのを受け、ルノーのマネージングディレクターを務めるシリル・アビデブールは、今季中のシートを保証しパーマーに安心感を与えていた。

 ルノーはクビサがシートを獲得する可能性があることを公然と認めているが、アビデブールはパーマーがパフォーマンスを向上させることができれば、来シーズンも彼がチームに残留する可能性はあるという。

「確かに、彼が昨年したように状況を好転させることができれば、チームとジョー(パーマーの愛称)がもう1シーズン関係を継続することに、我々はオープンだ」と、アビデブールはmotorsport.comに語った。

「安定性というのは、チームにとって重要だ。我々が昨年望んだものはそれだ。我々はニコを獲得したので、ドライバーを二人とも変えたくはなかったのだ」

「パーマーはやりたいようにやることができるが、結局は彼次第だ」

「彼は、契約が今シーズン末までだということはわかっている。チームが将来の選択肢を評価しなければならないことは完全にわかっているんだ」

負の連鎖にはまっているパーマー

 アビデブールは、力強いパフォーマンスを発揮する能力があることをパーマーは示していると語ったが、自身のミスとマシンの信頼性がないことが合わさり、自信を失ってしまったという。

「冬のテスト中やシーズンのセッション中など、ジョーは非常に良かった」とアビデブールは付け加えた。

「彼はマシンから本当に良いペースを引き出すことができ、非常に良い仕事をし、正確なフィードバックを提供し、チームに大きく貢献する能力を持っている」

「同時に、彼のミスや(トラブルによる)機会の損失がある。信頼性がない今の状況が明らかに彼の助けになっていない」

「私は、そういった状況で彼が急速に自信を失ってしまったのだと思う。自信を失えば、ドライバーは遭遇する困難に対して前向きになれなくなる」

「自信がなくなったことで、雪だるま式に今の状況につながったのだ」

「私は、本当にジョーを守ろうとしている。ほぼ毎日、私やチームが彼を完全にサポートしていることを彼に確認しようとしている。彼とチームの自信を再構築するためにね。それは1日でできる仕事ではないから」

Ben Anderson