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カル・クラッチロー「アプリリアがロウズを切ったのは“醜態“。ロウズには時間を与えるべきだった」

8/12(土) 17:23配信

motorsport.com 日本版

 カル・クラッチロー(LCRホンダ)は、アプリリアが今季末でサム・ロウズとの契約を終了させることに対し、チームの“醜態“であると述べ、彼の解雇はチームが”パニック状態である”ことを示していると考えている。

写真:友人ロウズの早期解雇に憤慨するクラッチロー

 元Moto2チャンピオンであるサム・ロウズは、今季よりアプリリアでMotoGP最高峰クラスにデビュー。しかし、当初からマシンの信頼性の問題を抱え、不安定なチームとの関係に苦しんできた。

 前戦のブルノでのレース前、アプリリアのレーシングマネージャーであるロマノ・アルベシアーノは、これからの2レースの間にロウズの将来が決定されると明かしていた。そして、今週末に行われるオーストリアGP前に、アプリリアは今季末をもってロウズとの2年契約を早期終了することを発表した。

 その出来事に対し、クラッチローは次のように非難している。

「そんなのは醜態だ」

「そう表す以外の言葉はない。彼らは彼のMotoGPデビューイヤーに何を期待していたんだ? 自分たちのパッケージがヤマハだとでも思っていたのか?」

「チームが彼を”使えない奴”のように扱っていたことを知っている。チームのチーフ(以前ホンダとヤマハに所属していたジュリオ・ナヴァ)のやり方はよくなかった。チームはいつも彼の士気を下げていた」

 さらにクラッチローは、友人であるロウズから”長らく続いていたある出来事”について聞かされていたと述べた。

「彼らのやり方は順当ではないし、同意できない。彼は速いんだから、挑戦する価値がある」

「それに、今の彼は全てを理解できているわけではないが、それでもMotoGPに飛び込んで、すぐに何かを学ぶことができる男は世界でも2~3人しかいなかった」

 クラッチローは、アプリリアにはロウズに時間を与える必要があると語っている。

「僕は彼のことを残念に思う。でも、これで最低な関係から抜け出すことができてよかったとも思っている。もう彼は毎週末の前に、自分自身を証明するためにどうすべきなのか、何をするべきなのか悩まなくてもよくなる」

低リスクのオプション

 アプリリアはロウズの代わりに来季スコット・レディングと契約を交わした。その決定に対してもクラッチローは理解できないと語っている。

「アプリリアは誰よりも多くの可能性を秘めているサムよりも、劣った人間を連れてきた」

「それは僕の個人的な意見だけど、本当に真実だと思う」

 クラッチローはアプリリアが”低リスクなライダー”を選んだことに対し、次のように語った。

「まあ、彼らは低リスクのオプションを選んだんだ。彼が今季何度トップ10に入って、何ポイントを獲得した?」

「僕はサムよりレディングの方が低リスクだとは思わない。サムには時間を与える必要があると思う」