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横浜のリラのいえ増築も満室続く 難病の子ども家族滞在施設スタッフ足りず

8/12(土) 22:21配信

カナロコ by 神奈川新聞

 難病の子どもたちの家族滞在施設「リラのいえ」(横浜市南区)が、今年4月の増築後もフル回転している。積極的に近隣に住む利用者を受け入れているが、昼間のボランティアは不足気味。施設では「支援の輪を広げたい」と話している。

 同施設では「夏休みに入り、満室に近い状態が続いている。応対に手が回らないこともある」という。増築にもかかわらず、6月の稼働率は94・5%を記録した。

 これまで八つだった個室が3室増え、多目的ホールを新設。約3400万円の建設費は、国と市から交付された助成金に加え、支援企業からの寄付や運営団体「スマイルオブキッズ」が負担した。

 同施設は近くの県立こども医療センターに子どもを通わせる家族のための滞在施設。付き添う保護者らの宿泊利用などを想定して、2008年に開設した。

 当初の稼働率は約6割だったが、13年に同センターが国から県内初の「小児がん拠点病院」に指定されて以降、利用者が増加。医療技術の進歩も後押しし、長期滞在者が増えた。近年は年間約4千人が利用。満室、キャンセル待ちが多くなった。

 県外や国外など、遠方の通院者を優先して受け入れたこともある。比較的近い県内在住者の利用を断らざるを得ないケースもあり、増築に踏み切ったという。

 現在、施設拡張や入所者増加でスタッフが足りない状態にあるという。施設長の佐伯トシコさんは「利用者の精神的な不安を軽減するためにも幅広い支援が必要。ぜひ協力してほしい」と話し、電話受け付けや清掃などの作業を手伝える人を募集している。

 問い合わせは、リラのいえ電話045(824)6014。