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NY外為(11日):ドル続落、米CPIが予想下回り-値動き不安定

8/12(土) 5:26配信

Bloomberg

11日のニューヨーク外国為替市場ではドルが続落。7月の米消費者物価指数(CPI)の伸びがエコノミスト予想を下回ったことで米利上げ期待の修正が進み、朝方に大きく下げた。その後もかなり荒い値動きとなった。

ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.3%低下。朝方の下落を埋める場面もあったが、午後には週初来最低の水準まで下げた。ドルは対円で前日比変わらずの1ドル=109円20銭。ユーロはドルに対し0.4%上げて1ユーロ=1.1822ドル。

北朝鮮の核開発への野望を巡り米朝間で攻撃的な発言が交わされる中、投資家は経済指標や利上げ確率の変化がもたらす影響の評価に努めた。北朝鮮に関連し、ロシアは衝突回避のためあらゆる手段を尽くすと同国のラブロフ外相が述べたことを受け、円とスイス・フランはドルに対する上げ幅を縮小した。

朝方発表された7月の米CPIは前月比0.1%上昇(市場予想0.2%上昇)、前年同月比では1.7%上昇(市場予想は1.8%上昇)となった。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁はこの日、インフレ率が当局目標を下回り続けているため、当局には利上げを待つ余裕があるとの見方を示した。またダラス連銀のカプラン総裁は、インフレの動向を見ながら辛抱強く待つ姿勢を示した。

金融市場に織り込まれた年内利上げの確率は40%未満に低下した。

ドルは対円で108円台まで下げた後、米国債利回りの急上昇を背景に109円40銭まで上昇するなど不安定な動きを示したが、結局前日比でほぼ変わらずとなった。

原題:Dollar Ending Week Near Low After CPI; Haven Currencies Retreat(抜粋)

相場を更新し、第4段落以降を追加します.

Dennis Pettit

最終更新:8/12(土) 6:31
Bloomberg