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「戦争の記憶」伝える 静岡護国記念館で柳田芙美緒の写真展

8/13(日) 7:55配信

産経新聞

 終戦の日を前に、従軍カメラマンとして戦時下の兵士や市民を撮り続けた柳田芙美緒の写真展「柳田芙美緒が見た戦争-英霊たちの記念写真」が、12日から県護国神社内の護国記念館(静岡市葵区柚木)で始まった。

 柳田は静岡歩兵34連隊とともに戦場に赴いた。県内で発表された戦争写真の大半は柳田の手によるもので、歴史的資料として高い評価を受けている。今回は残された膨大な写真から、家族を戦場に送る母、戦場での兵士の日常生活、遺骨を迎える市民の様子などを収めた約60点を公開。戦時下の兵士や市民のリアルな姿を伝える貴重な作品を目にすることができる。

 父やおじが出征したという浜松市中区の青山健太郎さん(69)は、「無事を祈る母や戦地の兵士の毅然(きぜん)とした表情が素晴らしい。先人の命を無駄にしないためには、私たちがいかに生きるかだ」と感慨深げに見入っていた。

 この日は、歴史問題の客観的事実に基づく検証に取り組む「歴史認識問題研究会」副会長の高橋史朗・明星大特別教授も来場。「戦場の本当の姿が兵士の表情に現れている。それを後世に正しく伝えなければならない」と改めて誓っていた。

 写真展は16日まで、午前10時~午後6時、入場無料。問い合わせは柳田芙美緒の写真を管理保存する会(電)080・3619・6767へ。

最終更新:8/13(日) 7:55
産経新聞