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「今回の方が何倍もうれしい」 苦節4年、比嘉真美子が感涙のツアー3勝目

8/13(日) 17:48配信

ゴルフ情報ALBA.Net

<NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 最終日◇13日◇軽井沢72ゴルフ 北コース(6,655ヤード ・パー72)>

「男子は松山、女子は比嘉」天才少女の軌跡

最終18番で、1打差に4人がひしめくデッドヒートとなった国内女子ツアーの「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」。最終的にプレーオフまでもつれ込んだ熱戦を制したのは、首位タイから出た比嘉真美子だった。

賞金女王レースを独走するキム・ハヌル(韓国)との争いになったプレーオフ。18番での1ホール目、先に打ったハヌルがセカンドをグリーン脇に外す。「自分がバーディをとりにいくだけ」と思っていたという比嘉。ピンまで127ヤードをPWで打った比嘉のセカンドショットは、「完璧な今日イチでした」という弾道で約20センチにピタリ。このバーディで追いすがるハヌルを振り切った比嘉。2013年の「リゾートトラストレディス」以来となるツアー3勝目をあげ、グリーン上でうれし涙を流した。

2勝を挙げた2013年のルーキーイヤーから4シーズン。2015年には17試合連続を含む23試合の予選落ち。2016年も32試合中17試合で予選落ちするなど、「もう2度と勝てないんじゃないか。ゴルフをやめたい」と思うほど苦しんだという比嘉。その時期を支えてくれたのが、母の彰子さんと姉の久美子さんだった。

満足するショットが打てず、食事も喉を通らなくなるほど追い詰められた比嘉に、「ゴルフで死ぬわけじゃないから、とにかくご飯を食べて」と言って笑わせてくれた彰子さんの寛大さ。結果が出なくて苦しむ比嘉に、余計な言葉をかけることなくサポートをし続けてくれた久美子さんの心の温かさに、比嘉は「感謝の気持ちしかない」と言葉を振り絞った。

また、もう1人比嘉を支えたのが久美子さんの夫で、昨季の「マンシングウェアレディース」からキャディを務めているフランス人のフローリアン・ロドリゲズさん。そのロドリゲズさんも、別の仕事のため2週後の「ニトリレディス」で日本を離れることが決まっており、「優勝する姿を見せられて良かった。1、2勝目よりも今回の優勝のほうが何倍もうれしい」と笑顔を見せた。

今後については「ショットの不振から脱出したという自信がついたので、4勝目、5勝目と狙っていきたい」とキッパリ。アマ時代にナショナルチームで一緒にプレーしていた松山英樹がメジャーの舞台で活躍していることについては、「テレビで見ているけどすごく刺激になっている」と話した比嘉。「(機会があれば)スポットでもメジャーに行きたい」と話した23歳。2014年の「全英リコー女子オープン」以来、再び世界の舞台に立つときを楽しみに待ちたい。

(撮影:村上航)<ゴルフ情報ALBA.Net>