ここから本文です

東京五輪メダルへ現実味 サニブラウンの走りはどう進化した

8/13(日) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 陸上の世界選手権男子200メートル決勝(10日=ロンドン)で20秒63で7位に終わったサニブラウン・ハキーム(18)。

 日本勢14年ぶりの表彰台はならなかったが、大物の片りんを見せつけた。

 決勝本番では終盤に右足の異常で失速したものの、前半の100メートルでは海外勢と互角のレースを展開した。

 レース後のサニブラウンは「恐らく五輪に向けてレベルが上がってくると思うので、決勝に出てメダルを取れるように悔しさと反省点を生かして練習していきたい」と、20年東京五輪を見据えて前向きに話した。

 18歳5カ月で決勝に進出し、世界最速男のウサイン・ボルト(30=ジャマイカ)が持つ18歳11カ月の史上最年少記録を更新。15年世界ユース選手権(コロンビア)200メートル決勝では、ボルトが03年にマークした大会記録(20秒40)を塗り替えて20秒34で優勝した。

 ボルトは08年北京五輪で当時の世界新記録(19秒30)で金メダルを獲得。これまで数々のボルト超えを果たしてきたサニブラウンは東京で世界最速男に肩を並べられるか。

「世界の短距離界を代表するスプリンターになる資質は備わっていると思う」とはスポーツライターの高野祐太氏だ。

「今年1月から米国人のレイナ・レイダー・コーチの下で本格的な指導を受けたこともあり、高校時代と比べて走りは格段に良くなっています。課題とされたスタートでの出遅れも解消された。フィジカルを強化したことで、股関節の回転がスムーズになり、脚力がしっかりと地面に伝わるようになった。走りにムダがなくなり、持ち前の身体能力も存分に生かしている。東京五輪まであと3年。焦らず、慌てずにトレーニングに励めば、メダル圏内に入るポテンシャルは秘めています」

 自国開催の五輪で日本勢初の快挙を成し遂げる可能性もあるというのだ。