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神戸国際付・谷口が2打席連発の快挙!創部54年目で初の夏1勝

8/13(日) 6:03配信

デイリースポーツ

 「全国高校野球選手権・2回戦、神戸国際大付5-4北海」(12日、甲子園球場)

 1回戦2試合と2回戦1試合が行われ、神戸国際大付は谷口嘉紀外野手(2年)の2打席連続本塁打で昨夏準優勝の北海に5-4で逆転勝ちし、創部54年目で夏の甲子園初勝利を挙げ、3回戦に進んだ。一昨年準優勝の仙台育英は毎回の18安打を放ち、15-3で滝川西に大勝。日本文理は鳴門渦潮を9-5で退けた。

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 強心臓の2年生が、大舞台で快挙を成し遂げた。谷口が公式戦では自身初で、大会史上32人目(34度目)の2打席連続本塁打。高校野球史と、神戸国際大付の歴史に名を刻んだ。

 「うれしい。小さい頃から夢だった場所なので、打った瞬間は夢かな、と思った。不思議な感覚だった」

 先頭の六回は左中間席へ特大の同点ソロ。2点を追う七回1死一、二塁は、右翼ポール際へ決勝の逆転3ラン。どよめきの中、夢心地でダイヤモンドを一周した。

試合中先輩のメス

 背景には“師匠”の助言があった。2打席連続凡退後。ベンチで、高校通算28本塁打のプロ注目スラッガー・猪田和希捕手(3年)から「左足を上げすぎや」と指摘を受けた。

 猪田とは普段から一緒に練習を行い、助言を求めてきた。尊敬する先輩の言葉を信じて足の上げ幅を少なくすると、結果に直結した。

 谷口は2度とも本塁打後にベンチで猪田へ感謝を伝えに行ったが、“手荒い”祝福が待っていた。返答は「きしょ!」。いい意味で生意気な性格から、3年生からは谷口をもじって「タメグチ」と呼ばれる愛されキャラ。ベンチでも猪田とのやりとりで、ムードを盛り上げた。

 チームは昨夏準V・北海を破って地力を示した。ただ、以前から評価は高く、公式戦25連勝中の今大会優勝候補・大阪桐蔭を公式戦で最後に下したのは、昨秋近畿大会準決勝の神戸国際大付だ。

 谷口はこの試合でも九回に代打で同点弾を放っている。「あれはたまたま。今日の方がこれからに生きる」。大舞台でさらに自信を深めたスラッガーが、3回戦で史上初の3打席連続本塁打に挑む。