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日産は「時代の最先端を走るデザイン」を、ホンダは「NSX」をテーマに展示【オートモビルカウンシル 2017】

8/13(日) 12:02配信

オートックワン

「時代の最先端デザイン」は日産のヘリテージのひとつ

「AUTOMOBILE COUNCIL(オートモビルカウンシル)2017」に昨年に引き続き出展を行った日産は、展示テーマを「時代の最先端デザイン」として、日産の過去と現在のデザインを結ぶ4台を展示した。

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その4台は、日産ヘリテージコレクションに所蔵されている「ダットサン14型ロードスター(1935年)」、「プリンス スカイラインスポーツクーペ(1960年・BLRA-3型)」「日産 初代シルビア(1966年・CSP311型)」と、「Vmotion 2.0(2017年・デトロイトショー出品車)」となっており、オートモビルカウンシルのテーマ「CLASSIC MEETS MODERN」に即して、4台のうち1台は最新のプロトタイプがチョイスされていた。

それと日産ブースの展示では、日産OBが務める「日産アーカイブス」のスタッフが車両の解説をしてくれるサービスが特徴的で、来場者はスタッフの解説に熱心に耳を傾けていた。説明パネルを読んだだけでは決して伝わらない「生の説明」を受けられることはクルマ好きならずとも嬉しいことだ。

とくに印象的なクルマ、気になったクルマについてパネルには書いていない話を聞けたら、よりクルマへの興味を持ってもらえることだろう。メーカー側としてもヘリテージカーを少しでも知って欲しいという思いもあると思うので、解説員を置くことは良い取り組みに感じられた。

斬新で記憶に残るデザインの多い日産では、「時代の最先端デザイン」もたしかにヘリテージのひとつと言えるかもしれない。

レストアが終わったばかりのスカイラインスポーツに注目

解説員の中山さんは、4台のチョイスはかなり悩みました、と語った。たしかに80年以上の歴史を持つ日産のクルマたちには人気車が多く、その中からデザインというテーマで4台を選ぶのは大変な仕事だったと思われるが、その中からダットサン14型、スカイラインスポーツ、初代シルビアのヘリテージカー3台はたしかにテーマを捉えた素晴らしいチョイスだと思った。

個人的に注目したのは、青いボディカラーも鮮やかなプリンス スカイラインスポーツだった。今年になって当時の姿に近づけるためにレストアが行われて、今回のオートモビルカウンシルで晴れて美しい姿を初披露した。

プリンスは出自を立川飛行機や中島飛行機に持ち、航空機開発エンジニアたちによる高い技術力と斬新なアイデアを誇るメーカーだった。日本のモータリゼーション黎明期にすでに海外に目を向けていたことも特筆される。

デザインをイタリアのカロッツェリア「ミケロッティ」に依頼した日本初の超高級スペシャリティクーペ、スカイラインスポーツもそのひとつで、イタリアにデザインを発注するのは日本初だったほか、こちらも日本初となる、海外ショーでのワールドプレミアを行ったことでも知られる。

プロトタイプは初代グロリア(BLSI-3型)のエンジンとシャーシをイタリアに空輸してボディをアレマーノで載せていたが、生産型からはプリンス自身がすべての生産を行った。1962年まで製造されたが生産台数は極少ないため、残存車は貴重な存在となっている。

さらに展示車は、1960年のトリノショーに展示されたプロトタイプそのものという輝かしい歴史を持ち、エンブレムなどに生産車との差異が認められるという歴史的にも文化的にも貴重な一台だ。レストア前はフェンダーミラーが装着されていたが、ショーに出品された美しさを再現するためにレストアではミラーを撤去しているようで、オリジナルデザインの美しさを引き立てている。

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最終更新:8/13(日) 12:02
オートックワン