ここから本文です

五穀豊穣祝い、相撲や踊り奉納 村伝統の豊年祭始まる 鹿児島県奄美大島宇検村

8/13(日) 12:44配信

南海日日新聞

 鹿児島県奄美大島の宇検村で12日、村伝統行事の豊年祭が始まった。この日は芦検(あしけん)、屋鈍(やどん)、久志(くし)の3集落であり、芦検集落(藤野茂幸区長)には集落内外から約400人が来場。奉納相撲と村指定文化財の稲すり踊りを楽しみながら五穀豊穣を祝った。

 午後2時、子どもたちや青壮年団員ら55人がまわし姿で「ヨイサ、ヨイサ」と勇壮な掛け声を上げながら会場の集落公民館まで練り歩いた。婦人会の25人も浴衣姿で手拭いを頭上に掲げ、涼やかな祭り歌を歌いながら男衆の後に続いた。

 芦検集落の奉納相撲で数え50歳は「上がり相撲」と呼ばれ、豊年祭で相撲を取るのが最後になる。振り出し(土俵入り)を先導する殿さま役を務めた同集落出身の米田明治さん(49)=鹿児島市=は「伝統行事の大役を無事果たせてほっとした」と笑顔を見せた。

 稲すり踊りは、婦人会の14人がウンジョギン(作業着)と鉢巻き姿で脱穀や精米などの作業をリズミカルに演技して観客を楽しませた。

 来場者は持ち寄った酒や料理に舌鼓を打ちながら相撲を観戦した。同集落在住の松井啓治さん(81)は「30代の頃に帰郷してから50年欠かさず参加している。普段は集落を離れている若者たちの成長を見られるのが楽しみ」と目を細めた。
 13日は平田(へだ)、田検(たけん)集落で豊年祭がある。

奄美の南海日日新聞

最終更新:8/13(日) 12:44
南海日日新聞