ここから本文です

柳田敬遠ブーイングを歓声に! ホークス・デスパCOOLにV打

8/13(日) 6:01配信

西日本スポーツ

■3回虎の子1点

 心は燃えていても、頭は冷静だった。互いに無得点で迎えた3回。2死二塁で打席に柳田を迎えると、日本ハムのバッテリーは本塁打数リーグトップの4番打者との勝負を避け敬遠を選択した。捕手の市川が立ち上がった瞬間から、観客席はため息やブーイングでざわつく。その喧噪(けんそう)の中、デスパイネは普段通りの不敵な表情で打席に向かった。

笑顔を見せる東浜。7月月間MVP賞を受賞

 「とにかく冷静に打席に入って、積極的にいき、セカンドランナーをかえすことだけを考えた」

 言葉通り、無駄な力みを排除し、自分の仕事に集中した。追い込まれてからの5球目。上沢の投じた低めの142キロ直球を、鋭いスイングで捉えた。弾丸のような勢いのライナーがセンター前で弾み、二走の明石が生還。観客のざわつきを歓声に変えた先制打は、結果、この日両軍唯一の得点となった。貴重な一打でチームを3連勝へ導き千賀とともにお立ち台に上がった助っ人は、打席とは違う愛らしい表情を浮かべた。

 来日4年目。昨年までのロッテ時代には味わえなかった優勝に向かって、ラストスパートをかける意気込みだ。ここまで24本塁打をマークするなど首位に立つチームに大きく貢献しているが、8月は10試合で打率2割1分1厘。「一年間野球をやっているし、もちろん疲れはある」。シーズンオフも母国キューバのウインターリーグでプレーしており、夏場の暑さも加わっての疲労は当然ある。

■8月不振脱却へ

 「ちょっと打撃の調子がよくなかったけど、この一打をきっかけに上げていきたい」。内川の離脱もあり自身と柳田のバットにかかる期待は重い。それでも「それは柳田もだし、全選手が責任を持って優勝という目標のために戦っている」と頼もしい。「毎年キューバではウインターリーグに出ているけど、今年は出ないつもり」。元来グラウンドでプレーすることが大好きな男は、今年は日本一奪回を成し遂げて完全燃焼する決意だ。

西日本スポーツ

最終更新:8/13(日) 6:01
西日本スポーツ

スポーツナビ 野球情報