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鹿島、トリプルアーチフォーム工法開発 岩手・唐丹第3トンネルに初適用

8/13(日) 8:00配信

日刊工業新聞電子版

■ツイン工法進化、三つの型枠と移動台車で高速施工

 鹿島は山岳トンネル工事で、覆工コンクリートの品質向上と高速施工を実現する「トリプルアーチフォーム(TrAF)工法」を開発した。三つの型枠と移動台車を交互に使うことで毎日覆工コンクリートを打設でき、長時間コンクリートを養生できる。岩手県釜石市で施工中の「国道45号唐丹第3トンネル工事」に初適用した。

 TrAF工法は、二つの型枠と移動台車を交互に使用する、鹿島独自の「ツインアーチフォーム(TAF)工法」を進化させた。TAF工法はコンクリートの養生に66時間以上を確保し、2日に1回の打設を実施。TrAF工法は三つの型枠を用いることで、養生に60時間を確保しながら毎日打設できる。

 唐丹第3トンネル工事では、国内最高となる月間で最大270メートルの掘削距離を実現したが、覆工コンクリートの施工でも月間平均250メートルを達成した。コンクリートの品質向上は養生時間が長いほど好ましいが、従来工法は18時間程度だった。