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集中力は43歳! 人間の脳のピーク年齢は、能力ごとに違っていた

8/13(日) 21:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

自分の能力のピークはもう過ぎた……。そう感じたことがある人は、ぜひ読んでほしい。

知能に限って言えば、今後、新たな能力のピークを迎えられる可能性がある。他人の感情を推し量る能力、あるいは基本的な計算能力のように、中年期もしくはそれ以降までピークに達しないものもある。

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マサチューセッツ工科大学(MIT)の認知科学研究者で、加齢に伴う知能の変化に関する研究を率いるジョシュア・ハーツホーン(Joshua Hartshorne)氏は、Business Insiderに対してこう語った。

「ほぼどの年齢においても、ある能力については向上が、ある能力については低下が見られる」

研究チームは、10歳から90歳までの数千人を対象に、単語の暗記、顔の識別、名前の記憶、計算といった能力について、調査した。結果、年齢に関係なく、ほぼすべての年齢で、常になんらかの能力のピークが来ることがわかった。

18歳前後:総合的な情報処理能力と記憶力

認知症から脳障害まで、科学者たちは脳の機能を測定するために、DSSTと呼ばれる認知機能テストを使用する。

この検査では、情報処理スピード、注意力の持続性、視覚認知など、一度にさまざまな認知能力が必要とされる。通常、数字と記号のペアを作らせるといった問題で構成され、知能を測る指標として広く使われている「ウェクスラー成人知能検査」の一部でもある。

ハーツホーン氏は、加齢とともに知能がどのように変化するかを調査し、一般的に情報処理能力や記憶力は、10代後半にピークを迎えることを発見した。

22歳:名前を記憶する能力

大半の人は、コンテクスト抜きに情報を記憶することが苦手だ。神経科学者はこれを「ベイカーベイカーパラドクス」と呼ぶ。この理論の典型的な例は、ある人物に出会ったとき、ベイカーというその人の名前よりも、パン屋(ベイカー)という、その人が就いている職業の方が記憶しやすいというもの。人物と名前をリンクさせる文脈がないため、記憶に残すことができないのだ。

若い人がこの問題に頭を悩ませているようには見えないが、2011年の調査によると、新しい名前を覚えるには、20代前半が最適だとわかった。

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最終更新:8/13(日) 21:52
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