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MotoGPオーストリアGP決勝:ドヴィツィオーゾ、大激戦の末マルケスを下す。今季3勝目

8/13(日) 22:02配信

motorsport.com 日本版

 MotoGPオーストリアGP決勝レースが行われ、ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾが、レプソル・ホンダのマルク・マルケスとの激戦を制し、今季3勝目を挙げた。

MotoGPオーストリアGP決勝結果

 ターン1へのホールショットを奪ったのはポールポジションスタートのマルケスだった。後方ではダニーロ・ペトルッチ(プラマック・ドゥカティ)がスタートをミスして出遅れ、この煽りを食らう形で後方では多少の混乱が生じた。

 マルケスが逃げていくかと思いきや、しかしターン3に向けての長い直線で、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が一気にトップを奪い、マルケスとの差を引き離していった。3番手にはドヴィツィオーゾ、4番手にはバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)と続いた。

 好ペースで逃げていたロレンソだが、2番手のマルケスがじわりじわりとその差を縮めてきた。ただ、マルケスの後方からはドヴィツィオーゾ、ロッシ、そしてヨハン・ザルコ(テック3ヤマハ)、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)も近づいてくる。

 9周目、マルケスがロレンソにプレッシャーをかけた際にオーバーラン。ドヴィツィオーゾはこれを見逃さず、一気に2番手を奪った。ただ11周目にはマルケスがやり返す。

 ドヴィツィオーゾを抜いたマルケスは、その勢いのまま首位を行くロレンソに襲いかかる。

 13周目、ロレンソがターン3で一瞬ミスをしたところに、マルケスが並びかける。ただこの隙を狙っていたのはドヴィツィオーゾも一緒。3台が3ワイドとなり、ドヴィツィオーゾが首位に立つ。ただ、その直後のターンをドヴィツィオーゾは止まりきれず、若干オーバーランしたところをマルケスが見逃さず、ついにマルケスが先頭に立った。

 14周目にはザルコとペドロサがロッシをパス。さらに15周目にロッシはオーバーランを喫してしまい、ビニャーレスの先行も許してしまった。

 先頭に立ったマルケスだが、ドヴィツィオーゾを引き離していくことはできず、トップ2が頭ひとつ抜け出す格好になる。3番手ロレンソはついていけず、逆にペドロサに攻め立てられる格好となる。

 19周目のターン1への飛び込みで、ペドロサがロレンソのインに飛び込み、オーバーテイクを完了。その直後のターン3では、マルケスがオーバーラン。ドヴィツィオーゾが再びトップに立った

 21周目のターン7で、今度はマルケスが再び奪首。ただこの2台は翌周にかけ、抜きつ抜かれつの大バトルを展開。コーナーごとに順位が入れ替わるような、そんな激しい戦いだ。その間にペドロサもトップ2の背後にピタリとつく。

 状況が少し落ち着くと、上位2台は再びペースを上げ、ペドロサはこれについていくことができない。優勝争いは、ドヴィツィオーゾとマルケスのふたりに完全に絞られた。

 ドヴィツィオーゾが先頭のまま最終ラップに突入。マルケスが得意とするターン7を、ドヴィツィオーゾはしっかりとケア。しかしマルケスも諦めず、最終コーナーのインに強引に飛び込む。一瞬マルケスが前に出るも、しっかりと車速を落とすことができず……マルケスはインを開けてしまい、そこをドヴィツィオーゾが突いて、そのままトップチェッカーを受けた。

 マルケスが2位、ペドロサが3位。以下ロレンソ、ザルコ、ビニャーレス、ロッシと続いた。

 ドヴィツィオーゾはこれで今季3勝目。ランキング首位マルケスとの差を縮めた。稀に見る大バトルを演じたふたりは、レース後にお互いを称え合った。