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最新ロープウエーに理解 県スイス調査団

8/13(日) 0:13配信

北日本新聞

 【クールマイヨール(イタリア)で政治部・土居悠平】県の「海のあるスイス」先進地調査団(団長・石井知事)は11日夜(日本時間12日未明)、イタリア・クールマイヨールのレストランで、イタリアとフランスの国境にまたがる最新鋭の山岳ロープウエー「スカイウェイ・モンテ・ビアンコ」の運行会社社長と会談した。観光面の魅力を追求しつつ、環境や安全にも配慮した建設手法と運営ノウハウを学んだ。

 立山黒部エリアの世界ブランド化に向け、県はロープウエーの新設を検討しており、ケーブルカー立山駅から弥陀ケ原を通るコースに建設できないか調査している。このプロジェクトの参考にするため、先進企業トップの話を聴くことにした。

 「スカイウェイ・モンテ・ビアンコ」は、それまでの旧型ロープウエーと置き換える形で2015年5月に開業。山麓駅(標高1300メートル)と中間駅(2200メートル)、山頂駅(3466メートル)を計16分で結ぶ。

 会談では、ロベルト・フランチェスコーニ社長が、建設費が1・4億ユーロ(完成時のレートで約185億円)に上り、開発許可を巡る州との協議などに10年、工事に4年要したことを説明した。

 観光客の満足度を高めるため、中間駅にレストランや映画館を設け、客車は眺望を楽しめるよう運行中に360度回転するものを導入したことも紹介。このほか、駅舎を風景に調和するデザインにしたり、大規模な浄化施設を設けたりしたことも挙げ、「最新技術を設備につぎ込んだ」と話した。

 終了後、石井知事は「環境や安全面に配慮しつつ、観光客の快適性も兼ね備えている。立山黒部のプロジェクトの参考にしたい」と述べた。一行は12日午後(日本時間同日夜)に乗車し、魅力を確かめる。

北日本新聞社

最終更新:8/13(日) 0:13
北日本新聞

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