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荒井が銀&小林が銅!競歩W表彰台、2020東京楽しみ/世界陸上

8/14(月) 7:00配信

サンケイスポーツ

 陸上・世界選手権最終日(13日、ロンドン)男子50キロ競歩で、リオデジャネイロ五輪銅メダルの荒井広宙(ひろおき、29)=自衛隊=が2位、小林快(かい、24)=ビックカメラ=が3位に入った。日本勢の今大会の獲得メダルは前日の男子400メートルリレーに続き3個となった。男子20キロ競歩は藤沢勇(29)=ALSOK=の11位が日本勢の最高。女子20キロ競歩の岡田久美子(25)=ビックカメラ=は18位だった。

 励まし合いながら歩を進める。37キロ付近から荒井と小林の2位争いが続いた。最後は経験豊富な荒井が前に出て、両手を突き上げてゴール。2秒差で続いた5歳下の後輩をハイタッチで迎えた。

 「攻めるところも抑えるところも計算しながら歩けた。メダルを取らないといけない気持ちがあった。仕事ができてホッとしています」

 競歩では前回大会男子50キロ3位の谷井孝行(自衛隊)に続く表彰台。日本勢が同一種目で複数メダルに輝くのは2003年大会の女子マラソンで野口みずきが2位、千葉真子が3位に入って以来となった。ペースメーカー役を担った荒井に引っ張られた小林は「(荒井が)2人でメダルを取るぞとペースをつくってくれた」と感謝した。

 荒井はリオ五輪で目標のメダルを手にすると反動で喪失感にさいなまれた。奮起の契機は、4月上旬に表面化した20年東京五輪での50キロ競歩の除外危機だった。結果的に除外は免れたが「競歩界として、もっと活躍を見せていかないといけない」と思いを強くした。

 初めて世界に挑んだ小林は昨季20キロから転向し、50キロはまだ2度目。もともと長距離選手だった。秋田工高時代に競歩を始めたが、箱根駅伝を目指して早大に進んだ。3年時に不本意ながら競歩に専念。「こんな未来でも良かったなと思える結果を出せるよう、これからも頑張っていく」と高みを見据えた。

 レース後、荒井は「まだまだこれから競歩は強くなっていく。日本中の皆さんにもっと期待してもらいたい」と言い切った。“競歩ニッポン”誕生へ、東京五輪に向けて力強い歩みを続ける。