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松山、悲願のメジャーVへさあ行け!1差2位に「テンション上がる」/全米プロ

8/14(月) 7:00配信

サンケイスポーツ

 全米プロ選手権第3日(12日=日本時間13日、米ノースカロライナ州・クウェイルホロー・クラブ=7600ヤード、パー71)第3ラウンド(R)で首位から出た世界ランキング3位の松山英樹(25)=LEXUS=は1バーディー、3ボギーの73とスコアを落としたが、通算6アンダーで首位に1打差の2位。メジャー初制覇へ好位置につけた。通算7アンダーのケビン・キズナー(33)=米国=が単独首位に立った。

 日没が迫る午後7時半。ホールアウトした松山は大粒の汗をぬぐった。首位の座を譲ったが1打差の2位。日本男子初のメジャー制覇へ好位置につけた。

 「少しずつ優勝争いしているプレッシャーはあるし、自分の中の違和感が出てしまった」

 メジャーでは自身初の首位として最終組で回ったが、以前から抱いていたショットの不安が露呈した。出だしの1番(パー4)でティーショットを右のラフに入れ、第2打でグリーンをとらえられずボギー。7番(パー5)でバーディーを奪ったが、12番(パー4)から2連続ボギー。一時は首位に4打差をつけられた。

 だが「グリーンマイル(死刑台への道)」と言われるほど難しい上がり3ホールでスイッチが入った。同組のキズナーが16番(パー4)で第2打を池に入れてダブルボギー。元世界ランク1位のジェーソン・デー(豪州)が18番(パー4)で8打たたくなど、ライバルの2人が罠にはまる一方で、松山は3ホールをパーセーブ。「耐えました」と笑った。

 第3Rはフェアウエーキープ率57・14%、パーオン率55・56%。苦しいラウンドになった。だが不調でも大きく崩れず首位に1打差の2位につけたのは、メジャー初制覇への自信になるはずだ。

 2位でメジャーの最終Rを迎えるのは今回が初めて。この日は最終組で独特の緊張感があったが、大舞台ではひとつ前でプレーする。「(第3Rの)内容には不満がある。気持ちは下がるけどストローク差はテンションが上がる」。耐えてしのいだ強いハートを武器に、日本男子ゴルフ界の歴史の扉を開く。