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<全町避難>仮設で最後の盆踊り 福島・双葉の避難者集う

8/14(月) 11:41配信

河北新報

 東京電力福島第1原発事故で全町避難する福島県双葉町の町民が暮らすいわき市南台の仮設住宅で12日夜、盆踊りがあった。退去が進む仮設での開催は6回目の今年が最後となる見通し。懐かしいおはやしが響き、避難先から集まった町民らが笑顔の輪をつくった。

【写真】双葉町民 思い込め「ふたば音頭」踊る

 事故前に使われていたやぐらが町内から運び込まれ、各地区の芸能保存会のメンバーが次々と演奏した。これまでで最も多い8地区が参加。町民が踊りの輪に加わり、古里に思いをはせた。

 盆踊りは町民有志グループ「夢ふたば人」が町の伝統を継承しようと2012年から開催。仮設入居者がピークの3割に減り、多くが来春にもいわき市勿来町酒井地区に完成する災害公営住宅に移る。来年は町が町外拠点に位置付ける同住宅での開催が検討されている。

 夢ふたば人会長の会社員中谷祥久さん(37)は「コミュニティー維持に向け、今後も続けていく」と意欲を見せた。いわき市に避難し、毎年参加している双葉中3年野村遥花さん(15)は「参加者は少なくなったが楽しかった。また踊りたい」と話した。

最終更新:8/14(月) 14:01
河北新報