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米バージニア州、白人至上主義集会の衝突 群衆に車突入、1人死亡

8/14(月) 7:55配信

産経新聞

 【シャーロッツビル=上塚真由】米南部バージニア州シャーロッツビルで12日、白人至上主義や極端な右派思想を掲げるグループが集会を開こうとしたところ、これに抗議する人々との間で激しい衝突が起きた。マコーリフ知事が非常事態を宣言し集会は打ち切られたが、反対派の群衆に車が突入し、1人が死亡。ロイター通信によると、一連の衝突で少なくとも30人が重軽傷を負った。

 トランプ米大統領は12日午後に記者会見し、「多方面に存在するとてつもなくひどい憎悪、偏見、暴力を最も強い言葉で非難する」と強調し、米社会の結束を呼び掛けた。

 トランプ氏が「多方面」と述べ、白人至上主義者に直接言及しなかったことから批判が噴出。共和党議員からも「悪を名指しで指摘すべきだ」との声が上がった。

 シャーロッツビル市では、市内の公園に設置されている南北戦争の南軍司令官だったリー将軍の像を撤去する計画があり、これに抗議する目的で米各地から数百人の白人至上主義者らが集結した。11日夜からデモ行進を続け、反対派の数百人と衝突が起きた。

 車突入では女性(32)が死亡したほか、19人が重軽傷。警察当局は、中西部オハイオ州に住む白人の男(20)を殺人容疑で逮捕した。このほか、警察当局のヘリコプターが市郊外に墜落し、操縦士の2人が死亡した。

 米司法省と連邦捜査局(FBI)は、人種差別を禁じた公民権法に抵触するかどうか捜査を始めた。

最終更新:8/14(月) 8:09
産経新聞