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(朝鮮日報日本語版) THAAD:電磁波、人体には事実上無害

8/14(月) 9:00配信

朝鮮日報日本語版

 韓国の環境部と国防部(いずれも省に相当)は12日、慶尚北道星州郡の在韓米軍の終末高高度防衛ミサイル(THAAD)基地でレーダー電磁波の有害性の有無を測定した。その結果、電磁波が人体や作物に及ぼす影響は事実上「ゼロ」であることが分かった。環境部は今回の調査結果を参考にし、国防部から提出された小規模環境影響評価書に今月中にも「同意」または「条件付き同意」という意見を付け、手続きを終結させる計画だ。韓米双方は文在寅(ムン・ジェイン)大統領が指示したTHAAD発射台残り4基の配備時期についても調整中とされる。

■THAAD電磁波、人体への影響ほとんどなし
 環境部と国防部は住民や市民団体の反対と気象状況悪化で10日に電磁波測定を延期してから2日後、調査を改めて実施した。国防部が別途進めた7月21日の電磁波公開測定が中止されたことまで含めると、3日目の試みだった。星州基地への進入路を占拠しているデモ隊との衝突を避け、測定担当者はヘリコプターで基地に入った。

 測定の結果、THAADレーダーから発せられる電磁波は、レーダーからの距離が100メートル、500メートル、700メートルの地点でそれぞれ0.01659ワット、0.004136ワット、0.000886ワットだった。電波法上の電磁波からの人体保護基準である10ワットの0.009-0.166%という水準だ。国防部関係者は「携帯電話が基地局を探す際に発する電波よりも弱い」と述べた。

 THAADレーダー稼働のための非常用発電機の騒音など基地内部の騒音も発電機から100メートル、500メートル、700メートルの地点でそれぞれ51.9デシベル、50.3デシベル、47.1デシベルと測定された。環境政策基本法が定める専用住居地域の昼間の騒音基準は50デシベルだ。国防部関係者は「最も近い集落も2キロメートル離れており、騒音が住民に与える影響はほとんどない」と指摘した。

 それでもTHAADに反対する住民・団体は「今回の測定は不法な小規模環境影響評価を終わらせるための手続きだ」として、調査結果は受け入れられないと主張している。基地外側の金泉革新都市一円で実施される予定だった電磁波測定も反対デモで縮小された。

 ただ、韓国に駐留する米8軍のバンダル司令官は記者会見で、「(今年4月の)THAAD配備当時に星州の住民を見て笑った将兵たちの行動は不適切だった」と公式に謝罪した。

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