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世界は変えられる-参加型エンタメと教育の未来--猪子寿之× 小橋賢児ライブエンタメ対談

8/14(月) 15:00配信

SENSORS

「ライブエンターテインメント」をテーマに行われたSENSORSサロン。ゲストにチームラボ代表の猪子寿之氏とULTRA JAPANやSTAR ISLANDのプロデューサーを務める小橋賢児氏を迎え、MCの落合陽一×齋藤精一がライブエンターテインメントの現在と展望をディスカッションした。

4回にわたってお届けする最終第4弾記事では、「街アート」「参加型エンターテインメント」「教育」といったキーワードでライブエンターテインメントの未来を考える。 日本が「街アート」に向いている理由とは。 そして、参加型エンターテイメントから発想されるこれからの教育のあり方を探っていく。

■ 日本は「街アート」に向いている ローカルとアートの親和性

落合陽一(以下、落合):西洋人は土地に値段をつけたり、株券という想像上のものにお金をつけることで、経済を回すことを発明しました。対して、森や自然に回帰しながらアートを作っていくのは非常に日本的でアジア的な発想だと思います。

その意味で、日本のローカルが持っているものを輸出していくべきだと思うんですよ。個人的には自然も活用した「街アート」は結構いけるのではないかと思っています。それを猪子さんに聞いてみたい。

猪子寿之(以下、猪子):去年の12月に徳島で「徳島ライトシティアートナイト チームラボ☆光る川と光る森」を行いました。これは街の真ん中を走っている川に光る球体を浮かべた『呼応する球体のゆらめく川』です。

川に浮かんだ球体が、近くを通った人の存在や動きに反応してインタラクティブに光り、まわりに連続的に呼応して広がっていきます。ここは川と街の境界がすごい曖昧な場所なんです。

「城跡の山の呼応する森」 は街の真ん中にあるお城と原生林も使用した作品。街の中に原生林があるってすごい珍しいんですよね。もともと城を守るための森だったから、原生林として街の真ん中に残ったんだと思います。この土地も自然と街の境界線が非常に曖昧です。

齋藤精一(以下、齋藤):御船山楽園の作品をみても思いましたが、日本には八百万の神の発想がある。それぞれに神様がいて、深いストーリーがあるからこそ表現できる掘り返し方がありますよね。結果的に、日本人も知っているようで知らない物語が出てくる。

小橋賢児(以下、小橋):日本は、都会だと規制も含めてなかなか出来ないことも多い。一方で、地方の方が比較的自由で、いろいろと取り入れることができます。地方創生も兼ねて、いろんな場所で活動があるのは日本の強みだと思います。

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最終更新:12/4(月) 17:58
SENSORS