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マルケス「最終ラップで攻めなかったら、今夜眠れなかった」/MotoGPオーストリアGP決勝

8/14(月) 8:52配信

motorsport.com 日本版

 今季のMotoGPポイントランキングで首位に立っているマルク・マルケス(ホンダ)は、オーストリアGPの最終ラップ最終コーナーでアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)を抜こうとした際には、「チャンピオンシップのことは忘れていた」と語った。

【写真】激しいバトルを繰り広げる、ドヴィツィオーゾとマルケス

 マルケスはレッドブルリンクの最終ラップ最終コーナーで、ドヴィツィオーゾのインに強引に飛び込んだ。一瞬マルケスが先頭に立ったもののその後ワイドに膨らんだことでドヴィツィオーゾの逆転を許し、マルケスは2位でチェッカーを受けた。

「今日の最終ラップでは、僕は全てのことを考えていた。ただ、チャンピオンシップのことはちょっと忘れていたよ」

 マルケスはレース後に笑顔でそう語った。

「僕は僕の100%をかけ、プッシュしていた」

「僕は全てを賭けようと決めた。なぜなら、勝つことがとても重要であると知っていたからだ。でも、2位も重要なことだ。去年の僕らは、ここで苦労していた。しかし今年は、ドゥカティのライダーに接近することができたんだ」

「僕は限界に達していたけど、最終コーナーで試してみたんだ。もしそれをしなければ、今夜はぐっすり眠れなかっただろうね。だから、トライしてみる必要があった」

「トライする必要があったからトライした。もちろん、こういうことはリスクを伴う。でも最終的には20ポイントを得ることができた。それも重要だし、満足している」

 マルケスは、昨年のこの時点では53ポイントのリードを築いていた。そのため、昨年だったら今回のような”トライ”はしなかっただろうと認めた。

「去年だったら、僕はリスクを冒さなかっただろう。去年のチャンピオンシップのリードは、はるかに大きかったからね。でも今年は全てがタイトだし、とても接近している。だから、もし少しでも多くポイントを獲ることができるなら、それは試してみる必要がある」

「ここから最終戦まで、精神的、哲学的な戦いになるだろう」

 マルケスは、ドヴィツィオーゾの方がペースが優れていたことを認めた。

「ドヴィは勝利に値するよ。彼は、もう少しパフォーマンスを隠し持っていたんだろうからね」

 そうマルケスは語った。

「彼が僕の後ろにいる時、彼は快適そうに走っていた。僕が彼の後ろにいる時、僕は限界に達していたんだ」

「僕はターン6とターン7のふたつの左コーナーがあったから、そこにいることができたんだ。それだけだ。このふたつのコーナーで、僕は0.3秒彼より速かったかもしれない」

Valentin Khorounzhiy