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無斑イワナ見て 幻の白山固有種、白峰漁協が水槽で展示

8/14(月) 1:08配信

北國新聞社

 白峰漁業協同組合(白山市)は13日、同市白峰の飲食店「お食事処(どころ)小右衛門(こよもん)」前に水槽を設け、市天然記念物の白山在来型無斑(むはん)イワナの展示を始めた。イワナは白山水系の最上流部にのみ生息する固有種で、住民もほとんど見たことがないという。漁協は白山開山1300年の節目に合わせた展示を通じ、霊峰が生んだ「幻の魚」をアピールする。

 漁協によると、白山在来型無斑イワナは体が銀白色で、通常のイワナにはある体表の模様「斑紋」がない。野生の体長は20~25センチで、標高1100メートル付近の牛首川の源流域に生息している。21年前に旧白峰村の天然記念物に指定されてから、漁協が研究飼育に取り組んでいる。

 水槽は長さ120センチ、奥行き45センチ、高さ60センチで、研究飼育で大きく育った体長30~35センチの7匹が放たれた。展示は自然と固有種の尊さを多くの人に伝えるために企画された。16日まで。

 展示担当の加藤唯央理事(73)は「雪を抱いた霊峰を象徴するような体色で、県内外の人に貴重さを伝えたい。この遺伝子を絶やしてはならず、まずは県の天然記念物指定を目指したい」と話した。

北國新聞社

最終更新:8/14(月) 1:08
北國新聞社