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「白人至上主義者に居場所はない」 バージニア州知事

8/14(月) 10:10配信

CNN.co.jp

バージニア州シャーロッツビル(CNN) 米バージニア州シャーロッツビルで計画された白人至上主義者らの集会に抗議していた人々の集団に車が突っ込み、1人が死亡した事件を受けて、同州のマコーリフ知事は13日、集会参加者らを強く非難し、「米国から出て行ってほしい」と述べた。

事件では抗議運動に参加していた女性(32)が死亡し、19人が負傷した。

さらに上空から警戒にあたっていた州警察のヘリコプターが墜落し、搭乗していた操縦士ら2人が死亡した。当局が墜落の原因について調査を行っている。

車を運転していたオハイオ州出身の男(20)は殺人などの容疑で逮捕された。このほかにも、現場でけん銃を隠し持っていたなどとして3人が逮捕されている。

マコーリフ氏は13日、シャーロッツビルでの集会に参加するため全米各地から集まっていた白人至上主義者らについて、愛国者を名乗っているが米国人とはいえないと非難。「シャーロッツビルにもバージニア州にも米国内にも、あなたたちの居場所はない」と言い渡した。

マコーリフ氏は同日、副知事やシャーロッツビル市長らとともに同市内の黒人教会を訪れ、白人至上主義を容認しないと改めて強調。「きょうはテレビ出演の依頼を全て断ってここへ来た」と語った。

一方で集会の主催者は12日、参加者らの安全を守れなかったシャーロッツビル当局者や警官らに責任があるとの声明を発表した。

トランプ米大統領はこの事件について、「多くの方面」からの憎悪や偏見、暴力が噴き出したとの見方を示した。これに対しては与野党を問わず、白人至上主義者側をはっきり非難するべきだとの声が上がっている。

車を運転していた男の母親はCNN系列局に対し、息子から右派の集会に参加すると聞かされていたと語った。しかし、「それが白人至上主義者のものだとは知らなかった。何か、トランプ大統領に関連するものだと思っていた」と述べた。

シャーロッツビルでは12日に白人至上主義者らが大規模なデモを計画し、これに抗議する団体と前夜から衝突していた。12日午前には抗議集団に車が猛スピードで突っ込み死傷者が出た。

現場で撮影された映像には、デモ参加者らが行進する狭い通りをグレーのスポーツカーが暴走してほかの車に追突し、さらに猛スピードでバックする様子が映っている。

最終更新:8/14(月) 11:08
CNN.co.jp