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2ストップ作戦敢行。塚越「追い上げる為に他と違う戦略を採った」/スーパーフォーミュラ第4戦もてぎ決勝

8/20(日) 19:21配信

motorsport.com 日本版

 スーパーフォーミュラ第4戦ツインリンクもてぎ。REAL RACINGの塚越広大は、決勝を9位でフィニッシュした。

【写真】スタートを決めた小林可夢偉ら上位勢と、ストールし出遅れた塚越広大

 今回の塚越について特筆すべきこと、それは彼の採った戦略にある。15番グリッドだった塚越は、スタートでエンジンストール。最後尾に落ちてしまった。しかしそこから唯一の”2ストップ作戦”を決行。9位まで順位を回復して、レースをフィニッシュした。

 この作戦について塚越に訊くと、基本的には事前に決まっていた戦略だったという。

「予選の順位(15位)から追い上げるには、人と違うことをするしかありませんでした」

 そう塚越は語る。

「最後まで天候がどうなるかわからなかったんで迷ったんですけど、人と同じだと本当に速くなければ抜けない。なので2ストップで行きたいと、自分からリクエストしました。案としていくつかのパターンがあった中で、選択しました」

 ピットストップの回数を多くするということ、それは一時的かもしれないが、ポジションを落とすという意味に直結する。つまり、最終順位を上げるためには、オーバーテイクをしなければならない”リスク”がつきまとうのだ。

「リスクは分かっていましたけど、やったり人と違うことをしなきゃいけなかった。オーバーテイクだって、出来る出来ないではなく、しなきゃいけなかった。抜けないと、成功しない戦略ですからね」

「この戦略は、トップからスタートした時に使えば、一番成功すると思います。僕の順位では、普通はやるものじゃありません。でも追い上げるにはそれしかないと思ったんです」

 今回初投入のソフトタイヤについても、塚越はしっかりマネジメントできたようだ。

「多少は気にしましたけど、すごく気をつけて走ったわけじゃないです。途中で大きくグリップダウンしたら、戦略を変えるつもりでいました。あの順位からですから、プッシュして前を目指すしかなかった。リスクはありましたけど、それを背負ってでもやる価値はあると思いました」

 スタート時のエンジンストール、それは塚越自身のミスだったという。

「ストールしたのを除けば、戦略は成功だったと思います」

 そう塚越は言う。

「チームが色々と戦略を立ててくれて、スタートのミスさえなければ、ポイントも獲れたはず。ピット作業も完璧だったし、チームには申し訳ないです」

田中健一