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成長著しいルノー。マネージング・ディレクターが発展を続ける理由とチームの内情を語る

8/20(日) 21:31配信

motorsport.com 日本版

 ルノーのマネージング・ディレクターを務めるシリル・アビテブールは、ルノーF1チームは発展を続けており、設備の拡大や人員の雇用を今も続けていると語った。

【写真】今季からルノーで戦うヒュルケンベルグ。チームの26ポイントは彼ひとりで獲得したものだ

 ロータスを買収し、再度ワークスチームを立ち上げて2016年にF1へエントリーしたルノーF1チームは、これまで非常に多くの人員を採用してきた。

 2016年だけで80人以上のスタッフを採用したルノーだが、アビテブールは、まだ人員的にも、設備的にも遅れを取っている部門があるとmotorsport.comに語った。

「エンジニアリングやテクニカルの部門は大いに成長してきた。我々に必要なのは、エンジニアリングのポテンシャルと両立できるような成長を遂げることだ。例えば現在調整中のデザイン部門は、今のままでは規模が小さすぎるし、エアロの開発が遅れている」

「今のスペースには限界がある。より大きなデザイン用のオフィスを設けることになるが、設備の拡大が完了したら、また同じことが必要になるだろう」

「そして新たな取り組みとして、我々は独自のギヤボックスを製作しマシンに搭載するという大きなプロジェクトがある。それにはたくさんのスペースや、このプロジェクトに専念してくれるスタッフが必要だ。だからこうした成長を続けていかなければならないと考えている」

 ルノーは2016年の間にも多少の改善を見せていたが、2015年にロータスの買収が遅れたため、2017年に大幅な改善を施すことを目標にしていた。

 昨年は8ポイントしか獲得することができず、コンストラクターズランキングでも9位に終わったが、今年はすでに26ポイントを獲得してランキング8位につけており、最終的に5位を獲得することを目標としている。

「1本のパイプラインを想像してほしい。そのパイプラインを完全に満たす、つまりプロジェクトやコンセプトを達成したり、パイプライン自体を強化するのには時間がかかるものだ」とアビテブールは話した。

「まさしくこれが今チームで起きていることだ。投資や設備、人員、アイデア、プロジェクト、コンセプトでこのパイプラインを満たし、それを最終的にマシンのパーツへと変えていくのだ」

 ルノーはスタッフの雇用や設備の拡大を続けているが、アビテブールは、チームが過度に大きくなりすぎないような行動をとることも最終的には必要になるだろうと考えている。

 彼は、「率直に言えば、800~900人もいるチームにしたいとは思っておらず、コントロールできる範囲内で成長していかなければならない」と語った。

「そういうチームにしていくことは、賢明ではないと考えている」

「いつかは、F1でそういうこともしなくてはならないだろう」

「財政的なリソースは重要ではない。長期的な戦略が問題なのだ。チームにとって最も重要なのは、650人以内のに収めることだ。根拠はないが、来年にはすでに650人を上回っているかもしれない」

Matt Beer