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クルマのデイライト、海外では装着義務も日本は車検で引っかかる?

8/21(月) 14:49配信

オートックワン

「デイライト? どんなライト?」と思う方も多いでしょう。デイライトとは簡単に言えば昼間専用のライトのこと。対向する車がお互いに遠くからでも認識しやすくなるように、ヨーロッパや北米で普及が進む灯火類です。日本ではあまり一般的ではなく、少し前まではデイライト装備は車検に通らないこともありましたが、現在は法律上認められており、少しずつ普及しはじめました。ちなみに“デイライト”は正式にはDRL(DAY TIME RUNNING LIGHTSまたはLAMP)、日本語では昼間常時点灯ライトという名称になります。

海外では新車時標準装備が当たり前のデイライト

デイライトは、北欧発祥の実用的な車の装備です。日本でも雨天時など、コンディションの悪い昼間などにヘッドランプを点灯する車両がいますが、交通量も比較的少ない道路でお互いに自車の存在を早くから周囲に知らせる意味から点灯が普及。北欧各国では、70年代後半から義務化されました。90年代に入ると、カナダやアメリカでもデイライトの普及が進みます。カナダでは、現在は装着が義務化、アメリカでは義務化はされていませんが、アメリカ国内で販売される車両すべてにデイライトが装着されるようになりました。

デイライトの特徴

デイライトの特徴を挙げてみましょう。ヘッドライトを常時点灯させると、テールランプやメーター照明も点灯してしまいます。デイライトの場合は、テールランプやメーター照明と連動して、点灯しない仕組みとなっています。北米でデイライトが普及し始めたころは、イグニッションをオンにするとデイライトが点灯、任意で消灯することはできませんでした。しかし、市街地では目立ちすぎるとのことで、一部車種では任意にON/OFFが可能なスイッチが設けられています。2011年以降にEUでもデイライトの義務化がスタートしましたが、そのタイミングでデイライトのLED化が進みはじめました。

日本国内では、2016年10月7日に保安基準の改正が行われ、昼間走行灯(デイライトのこと)に関する規定が新設され(300カンデラを超えたものでも自動車に装着することが可能など)、デイライトが事実上、解禁されました。それ以前に日本に輸入された車では、正規輸入モデルではデイライト機能を停止したり、保安基準に違反しないように輝度や点灯面積を加工しポジションランプに変更したりと、日本に合わせた仕様変更が行われていました。保安基準改正前に販売されたデイライトとしての機能が停止された車も、デイライトとしての機能を復活させることができるのではと考えてしまいますが、技術的な対応が可能であっても、保安基準改正前に販売されたものについては、点灯機能の復活は改造行為となるので、法的問題が完全にクリアされたわけではありません。その辺りは正規販売店で確認することをおすすめします。

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最終更新:8/21(月) 14:49
オートックワン