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トロロッソと”交渉決裂”の噂。その真相をホンダ山本モータースポーツ部長に訊く

8/21(月) 19:00配信

motorsport.com 日本版

 ザウバーとの来季パワーユニット供給契約が白紙に戻ってしまったホンダ。その後ホンダは、供給先の候補をトロロッソに変更して交渉を進めていると伝えられていた。しかし先週末、トロロッソとホンダの交渉が決裂したという報道がなされた。

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 この真相を探るべく、ツインリンクもてぎ2&4レースの現場で、ホンダの山本雅史モータースポーツ部長を直撃した。

 トロロッソとの交渉が決裂したことについて事実かどうか尋ねたところ、「多くを語れないけど」と前置きした上で、山本部長は次のように語った。

「現時点で我々のできる仕事をしっかりやろうとしてきました。私の仕事は、”先に動いておかなかったから次の手が打てなかった”ということがないように、すべての可能性を有効にしておくことです。そのための動きを私がしていたので、いろいろな噂が立ってしまいました」

「トロロッソについては、現時点では厳しいです。厳しいというか、お互いが契約に向けて進んでいるということはありません。噂が先行してしまいましたが、実際にはその先の過程には入っていないです」

 山本部長はそうコメントした。

「ファンの皆さんにとってもホンダにとっても、常に良い状態を作り上げるためには、F1村でのコミュニケーションは必要です。そのために我々が動いているだけです。それが噂になってしまって、先行してしまったというのが事実だと思います。契約の話を細かくした訳ではありません。それが本音です」

 ではザウバーとの契約がなくなってしまった今、マクラーレンに次ぐ第2のチームとの提携の可能性はあるのか? 山本部長は次のように明かした。

「現時点では、第2のチームとして一歩進んでいるところはありません。今ホンダとしては、マクラーレン・ホンダとしてしっかりとレースをしていく、そこに集中しなければいけないという意味も含めてですね」

 その本丸であるマクラーレンとの関係はどうなのか? 山本部長はこの件について「あくまで噂」と強調しつつも、次のように語った。

「現時点では、何か大きく変わったことはありません。(関係解消の)噂はあくまで噂です。(6位入賞を果たした)ハンガリーの結果は、ひとつのアップデートとして彼らは受け止めていて、継続してアップデートしていくということを話しています。ペナルティとの関係もあるので、いつでもどこでも入れられるというモノではないですけどね。それ以上のことは今のところはありません」

田中健一