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孫はかわいい。でも...... 面倒をみるのが憂鬱。「孫ブルー」な祖母たち

2017/8/22(火) 6:02配信

BuzzFeed Japan

子育てに奮闘する娘を助けたい。でも、毎日続くと負担も大きい。今さら断るわけにもいかないし...。「マタニティブルー」ならぬ「孫ブルー」で鬱々とする祖父母世代がいる。【BuzzFeed Japan / 小林明子】

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孫には、5種類のランドセルを買ってあげよう。月曜日は赤、火曜日は黒、水曜日は......。

もうすぐ長女が出産する。河村都さん(70)は、待望の初孫との対面が楽しみでたまらなかった。ところが、出産予定日が近づくにつれ、湧いてきた感情は「不安」と「憂鬱」だった。

私、「おばあちゃん」と呼ばれるの? 孫に人生を捧げることになるのーー?

河村さんはこの感情を「マタニティブルー」ならぬ「孫ブルー」と名付けた。

リビングにおもちゃを置かないで

幼稚園教諭として勤め、NHK「おかあさんといっしょ」の出演経験がある河村さん。いまも幼児教育の現場で活動する、自他ともに認める子ども好きだ。周りも自分自身も「孫が生まれたら、いいおばあちゃんになる」と信じていた。二世帯同居を始め、共働きの娘夫婦の子育てを手伝う準備も整っていた。

しかし、病院で初孫となった双子と対面したとき、感動の涙は出なかった。

看護師に「おばあちゃん、どうぞこちらへ」と呼ばれたときには、思わずこう返していた。

「私は、都という名前です」

長女の退院が近づくと、不安と憂鬱は現実になっていく。孫のために人生を捧げたくない。自分の生きる道を変えたくない。そんな決意をした河村さんは、長女が自宅に戻った日に「孫が1歳になったらイタリアに一人旅をする」と宣言。その場で旅行代理店に電話をし、孫たちが1歳の誕生日を迎える翌日のチケットをおさえた。

そして二世帯同居のルールもつくった。主なものがこれだ。

・祖母のリビングに孫のおもちゃを置かない
・夜20時以降は手伝わない
・訪問は事前にメールで都合を聞いたうえでノックをする

河村さんは、なぜこうしたルールをもうけたのか、著書『子や孫にしばられない生き方』で詳しく書いている。

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最終更新:2017/8/22(火) 10:30
BuzzFeed Japan