ここから本文です

フォルクスワーゲン、コスト過多のF1に警告「危険な道を歩んでいる。MotoGPの方が100倍良い」

8/23(水) 9:30配信

motorsport.com 日本版

 F1のCEOであるチェイス・キャリーと、スポーツ面のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、現在のコンコルド協定が2020年に失効すれば、分配金を含めたチーム間の収入をより公平化できると主張している。

【写真】MotoGPオーストリアGPのスタンドは、観客でぎっしり

 一方、フォースインディアのようなチームは、F1オーナーのリバティ・メディアに迅速なコスト削減に集中するよう促している。

 最近、グループの中の2ブランド、ポルシェとアウディがフォーミュラE参戦に向けた取り組みを始めているフォルクスワーゲン・グループ。同グループのディレクターであるベルンハルト・ゴブマイヤーは、F1の小規模チームが「非常に危険な道を歩んでいる」と考えている。

「私の意見だが、F1は危険な道のりを歩いている。高価すぎるんだ。ビッグ4(フェラーリ、メルセデス、レッドブル、マクラーレン)を除いた、ほとんどのチームが財政的な問題を抱えていて、サーキットは彼らが求めているだけのモノを支払うことができない」と、ゴブマイヤーはmotorsport.comに語った。

「メルセデスでは、1500人を超える人々がF1プロジェクトに取り組んでいる。この数字は、サプライヤーは考慮していないものだ」

「おそらく、2台のマシンに2000人ほどの人間が関わっていることになるだろう。イングランドにいる彼らの賃金がどれだけ高いか、そしてどれだけ高価な素材を使用しているか、考慮する必要がある」

 ゴブマイヤーは、スポーツのコストをコントロールするという面で、ヨーロッパよりアメリカのモータースポーツの方がいい仕事をしていると主張した。

「アメリカでは、コストのコントロールが心がけられている。彼らはうまくそれを管理している」とゴブマイヤーは指摘した。

「ヨーロッパには様々なカテゴリーがあり、その中にはコスト管理が本当に優れているものもある。しかし、F1は完全にその範囲外だし、WEC(世界耐久選手権)も同様だ」

 彼は、スポンサーを再び誘致するためには、F1がより良いショーを提供する必要があると考えている。

「スポンサーの数は減少している。タバコ会社のような大きなスポンサーは、もう存在しない。小規模なスポンサーもまた減っている」

「スポンサーの数が減り、観客の数が減っているのと同時に、コストが増えている。何かが適切ではないんだ。彼らはもっとレースをスペクタクル溢れる素晴らしいものにしなければならない」

1/2ページ