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「孤独死」「ゴミ屋敷」再現ミニチュアが話題 25歳女性が込めた思い、浴槽の水をなぜ赤く?

8/27(日) 7:00配信

withnews

父との記憶思い出す

 「実は私の父も、孤独死寸前でした」

 高校生時代、父親とは離れて暮らしていた小島さん。母親が離婚の話し合いのため父親の住まいを偶然訪れて、見つけたのが脳卒中で倒れている父親の姿でした。病院に搬送しましたが、意識は戻らず。それでも医師から「耳は聞こえているかも知れない」といわれ、母親と一緒に声をかけつづけました。

 すると亡くなる直前、父親のつぶった目から、涙が流れてきたのだと言います。

 小島さんは「ああ、聞こえていたのかなと。小さい頃、父親と遊んだ記憶がよみがえってきました。死ぬ間際になって、もっとつながりを持っておけばと思ったんです」

 孤独死の現場に立つと「周囲とのコミュニケーションがどれほど大事か分かる」といいます。

 「近所の人にあいさつもしなければ、家で倒れても『最近姿を見ないな』と気づいてもらえない。私が見た現場では最長2年間、気づかれない人も。ようやく気付くのは水道検針員など、本人と直接縁の無い人が多いですね」

孤独死の悲惨さ知って

 今回ミニチュアを作ったのも「写真では分かりにくい孤独死の悲惨さを伝えたかった。こういう状況でご遺体が見つかってしまうんだと、リアルに感じて欲しかった」という思いからでした。ミニチュア作りは全くの素人でしたが、布や模型材料を使って、約1カ月かけて手作りしました。

 毎日1件は、孤独死やゴミ屋敷を整理する小島さん。惨状を目の当たりにする仕事への思いについて「父親との体験もあったので・・・」と前置きして、こう答えてくれました。

 「自分の家族の部屋のように感じて作業しています。大変な作業ですが、怖いとか、苦しいとは思いません」

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最終更新:8/28(月) 11:35
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