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“スマホネイティブ“の空間共有、恋愛観とは?--中川悠介(アソビシステム)× 森泰輝(VAZ)

2017/8/28(月) 17:01配信

SENSORS

「ティーンカルチャー」をテーマに行われたSENSORSサロン。中川悠介氏(アソビシステム)と森泰輝氏(VAZ)を迎え、MCの落合陽一×齋藤精一がティーンカルチャーの現在と展望をディスカッションした。

4回にわたってお届けする第2弾記事では、ゲストとMCが関心を寄せる「空間共有」について掘り下げる。コミュニケーション方法が多様化する中で、「デジタルですべて済ませてしまう」ガラパゴス化した10代独自の恋愛観にも注目だ。

■ リアル/デジタルの二項対立では捉えきれない、ティーンにとっての「空間」

--続いてのテーマ「空間・クラブ」についてお話できればと思います。

中川悠介(以下、中川):10代の子たちをみていると、空間のあり方が複雑化していると感じています。僕や齋藤さん、もしくは落合さんや森さんの世代も“人が集まる空間“を大事にしていたと思うんです。空間に足を運ぶことで出会いがあり、出会いがきっかけでビジネスが始まることも少なくなかったはず。ただ今の若い子たちはSNS上でコミュニティを作るので、わざわざリアルな空間を共有しなくてもつながれるんです。それに代わるものがYouTubeであり、Twitterであり、Instagramで、かつてはSNSさえあれば全てが完結してしまうのではないかとも思っていました。

しかし、リアルなイベントを開催すると、そこにはスマホネイティブの子たちが大勢やってきます。そうした光景を見ると「リアルかデジタルか」という二項対立で考えること自体が間違っているのではないかとも思うんです。

森泰輝(以下、森):スマホネイティブの子たちは家で映画を観ることは少ないですが、映画館にはみんなで足を運ぶんです。一人で観ることに興味はないけれど、誰かと共有することは楽しいと感じている。

齋藤精一(以下、齋藤):今後はデジタルなコミュニケーションとリアルのコミュニケーションの乖離がなくなる未来も想像できます。振り返ってみると、僕がティーンだった23年前から様々な変化がありました。主たる連絡手段だったポケベルがスマホに進化し、テレビは薄くなり、パソコンも小さくなり、インターネットが高速になった。より便利さを求める社会の中で、次は人間として本当に必要なものが最適化されるのではないかと思っています。「空間」はその一つでしょう。

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最終更新:2017/12/4(月) 17:56
SENSORS