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菅井七段、初タイトルなるか 王位戦第5局初日は互角の戦い

8/29(火) 23:16配信

山陽新聞デジタル

 初タイトルを懸けて菅井竜也七段(25)=岡山市=が羽生善治王位(46)=王座、棋聖=に挑んでいる将棋の「第58期王位戦」7番勝負第5局が29日、徳島市の渭水苑で始まった。初日は菅井七段が定跡にない新戦術を繰り出し、羽生王位は冷静に対応。緊迫した読み合いが続く互角の戦いとなっている。

 通算3勝1敗の菅井七段が一気にタイトルを奪取するか、羽生王位が王者の意地で巻き返すか、注目の対局。

 先手の羽生王位の居飛車に対し、菅井七段は序盤、「菅井流」ともいえる新たな形の振り飛車で対抗。このため類例のない中盤戦に入り、互いに一歩も引かないねじり合いが続いた。午後6時、菅井七段が52手目を封じて初日を終えた。

 控室で検討していた今泉健司四段(44)=福山市出身=は「新構想をうまくまとめる菅井七段の手腕に驚いた。一手間違えれば形勢が傾く大激戦で、2日目の展開が楽しみ」と話した。

 対局は持ち時間各8時間の2日制。30日午前9時に指し継がれ、夜までに決着がつく見込み。

 菅井七段が勝てば、岡山県出身棋士として故森安秀光棋聖(笠岡市出身)以来34年ぶりのタイトルホルダー誕生となる。