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なぜ北朝鮮のミサイルは“これまでにない脅威“で、迎撃しなかったのか 政府の説明は

2017/8/29(火) 17:03配信

BuzzFeed Japan

北朝鮮が8月29日午前5時58分ごろ、弾道ミサイル1発を平壌近郊の順安(スナン)地区から発射した。これについて、安倍晋三首相はこの日の会見で「これまでにない深刻かつ重大な脅威」と発言し、厳しく非難した。【BuzzFeed Japan / 瀬谷 健介】

【写真】アメリカ統治下の沖縄

なぜ「これまでにない」と考えているのか。

菅官房長官は、報道陣に記者会見で問われるとこう語った。

「事前に通告もない。あってもいいというわけでもないけれど、そういう中で上空を通過したわけだから、そこは従来とは全く違う意味で極めて深刻度は高い。このように政府としては対応していきたいと思っております」

菅官房長官は事前通告がなかったから「これまでにない」脅威だとしているが、北朝鮮のミサイルが、事前通告なく日本上空を通過したのは初めてではない。

北朝鮮は1998年8月、事前通告なく人工衛星の打ち上げと称する長距離弾道ミサイル「テポドン1号」を発射。日本上空を越えて三陸沖の太平洋に落下した。事前通告がなかっただけではなく、初めて日本上空を通過したミサイルだった。

小野寺五典防衛大臣は閣議後の会見でこの「テポドン1号」ついて触れて、次のように述べている。

「1998年の時には予告なしだったが、それ以降は予告が一応あった。予告なしにこのようなミサイルを発射することは大変危険なことであるし、断じて許してはいけない」

今回、なぜ破壊措置を講じなかったのか。政府の説明は。

今回のミサイルで、日本上空を通過したのは計5回となった。

政府は、ミサイル発射を受けて全国瞬時警報システム(Jアラート)を12道県に配信。自衛隊による破壊措置は実行しなかった。

破壊措置に至らなかった理由を問われた菅官房長官は、午前の記者会見で「我が国の安全安心、そうしたものを総合的に考えて判断をするということであります」と具体的な回答を避けた。

一方で、小野寺防衛大臣は「飛来する恐れがないと判断したこと」がその理由だと語った。

「防衛省と自衛隊としましては、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した際には、自衛隊の各種レーダーにより発射を確認しておりましたが、我が国に向けて飛来する恐れがないと判断したことから、弾道ミサイル等破壊措置は実施しておりません。他方、艦艇および航空機による警戒監視活動は継続して実施中である」

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最終更新:2017/8/30(水) 11:01
BuzzFeed Japan

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