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際立つイランの強さ…Jクラブ率いた経歴持つ名将に導かれW杯予選新の1108分無失点

9/2(土) 15:11配信

ゲキサカ

 W杯アジア最終予選は5日に最終節を迎える。残り1枠ずつを争う2位争いは両組とも最後まで分からない状況になっている。ただ厳しい予選という印象を残す中で、イラン代表の強さが際立っている。A組はイラン、B組では日本代表がそれぞれW杯出場を決めているが、イランは予選序盤から安定した強さを見せ、6月12日のウズベキスタン戦に勝利して、アジア一番乗りでのW杯出場を決めた。

 2大会連続となるW杯出場に導いたのは2011年から指揮を執るカルロス・ケイロス監督だ。同監督はポルトガル出身の64歳。MFルイス・フィーゴやMFマヌエル・ルイ・コスタら、黄金世代と呼ばれたメンバーを擁したU-20ポルトガル代表でワールドユース連覇という快挙を成し遂げると、1991年にはポルトガル代表監督に就任した。

 1996年にはアーセナルを指揮するために退団したアーセン・ベンゲル監督の推薦もあり、名古屋グランパスの後任監督に就任。その後は2003年にレアル・マドリーの監督。2010年にはポルトガル代表監督として初めてW杯で指揮を執ると、16強という成績を残した世界的に名の知れた名将だ。

 今予選でイランの強さを象徴するデータがある。順位表を見ると、得点数は韓国に次いで2位だが、失点の欄には「0」と記されている。これはもちろん、これまで最終予選9試合を無失点で終えているということだ。ちなみに日本は9試合で17得点を奪っているが、6失点を喫している。

 イランがW杯予選で最後に失点したのは15年11月12日の2次予選、ホームで行ったトルクメニスタン戦の後半17分に喫して以来で、8月31日の韓国戦まで1108分の無失点を継続。国際サッカー連盟(FIFA)によると、この1108分無失点はW杯予選新記録となり、W杯の公式ツイッターも「NEW #WCQ RECORDS」と記し、ビックリした顔の絵文字付きで祝福している。

 イランのW杯出場は2大会連続5回目となる。過去4大会はすべてグループリーグ敗退で、勝利も1998年フランス大会でアメリカ相手に挙げた1勝のみ。しかし過去最強と言われる現イラン代表。ロシアでどこまでの成績が残せるのか、戦いぶりは注目せざるを得ない。

最終更新:9/2(土) 16:29
ゲキサカ