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藤井四段が森内永世名人を撃破 異例のテレビ生中継で挙げた勝利の勝ち

9/4(月) 16:45配信

東スポWeb

 将棋界最多の29連勝を達成した最年少プロ、藤井聡太四段(15)は3日、都内で指されたNHK杯トーナメント2回戦で永世名人の資格を持つ森内俊之九段(46)を破った。この対局はNHKが異例の生中継。公共放送を通じて藤井四段の非凡さが改めて世間に知れ渡った。

 対局は藤井四段の後手番で、積極的な攻めでペースを握った。最後は持ち前の鋭い終盤力を発揮し、94手までで相手を投了に追い込んだ。

「積極的に攻めていく方針が良かったと思う。生放送で開始前は少し緊張があったが、始まれば集中できた」と振り返った藤井四段。敗れた森内九段は「こちらが予想していない手も指され、感心した。2回戦で生放送となり、注目の高さを感じた」と語った。

 森内九段は名人8期など、タイトルを通算12期獲得。自身の宣言で今年度はフリークラスだが、昨年度は名人戦のA級順位戦を戦っている。非公式戦で羽生善治3冠(当時)に勝った藤井四段だが、公式戦では先月の豊島将之八段戦で初めてA級棋士と対局して敗れた。それだけに今回の勝利は公式戦で最大級の大物食いだ。

 連敗を2で止めた森内九段戦は、関心の高さからNHKが午前10時からEテレで生放送。日本将棋連盟の佐藤康光会長、5日に始まる王座戦5番勝負で羽生王座に挑む中村太地六段という豪華解説陣のもと、1時間20分ほどで投了となった後も正午まで感想戦が放送された。

 ネットでは毎回のように生中継される藤井四段の対局だが、テレビで実現した中継に「ワクワクした」「感想戦も見られて楽しかった」といった視聴者の感想がネット上に寄せられた。

 その才能を公共放送を通じて改めて世に知らしめた藤井四段。NHK杯は3回戦で今年の名人戦挑戦者、稲葉陽八段と対戦する。次回の対局は7日、新人王戦でベスト4入りを懸け、佐々木大地四段と指す。

最終更新:9/4(月) 16:45
東スポWeb