ここから本文です

創業143年の老舗観光ホテル「亀山亭ホテル」の元・経営会社、亀山亭が特別清算開始

9/4(月) 10:12配信

帝国データバンク

 (株)亀山亭(TDB企業コード:資本金640万1000円、大分県日田市隈1-3-10、代表清算人諌山高之氏)は8月23日、大分地裁日田支部より特別清算開始決定を受けた。

 当社は1874年(明治7年)に料亭の経営を目的に創業、1932年(昭和7年)7月に合資会社亀山亭の商号で法人改組した。59年に現住所に政府登録国際観光旅館「亀山亭ホテル」を開業し、数度の増築を経て、特別室3室を含む総客室数46室(収容人数230人)のほか、大・中宴会場、展望大浴場や露天風呂を備え、三隅川河畔の立地を活かして屋形船も配置。96年8月期には年収入高約6億8100万円を計上し、当地トップクラスの規模の観光ホテルに成長した。

 しかしその後は、景気悪化の影響に加え、湯布院・黒川など他温泉郷との競合などから団体
客を中心に宿泊収入が減少。施設の老朽化もあって利用客が伸び悩み、2014年8月期の年収入高は約2億9000万円にまで落ち込んでいた。近年は赤字が慢性化するなどで資金繰りも悪化、金融機関から借入金の返済猶予を受ける一方、旅行代理店との連携による特別プランによる集客促進や、固定費の削減などで立て直しを図っていたものの、収益改善には至らなかった。そうしたなか、2016年4月に合資会社から株式会社へ組織変更のうえ、7月3日にホテル事業を別途設立した(株)亀山亭ホテル(資本金300万円、同住所、代表阿部浩氏)に分割譲渡。当社は今年3月17日開催の株主総会決議で解散していた。

 負債は約8億円。

 なお、「亀山亭ホテル」は新運営会社の下、現在も営業を継続している。