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文大統領「南北とロシアの協力が北を正しい道に誘導する」

9/5(火) 22:00配信

聯合ニュース

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は5日、タス通信などロシアメディアとの書面インタビューで、韓国と北朝鮮、ロシアによる「3角協力」は韓国とロシアの関係強化においても大変重要な部分とした上で、「いつか3角協力が北に正しい選択をさせる中心的な役割を果たし、朝鮮半島と極東、北東アジアの平和・繁栄はもちろん、ユーラシア大陸に広がる協力と繁栄の基礎になると思う」との認識を示した。

 また「ロシアは北との関係を維持しているだけに、北の核問題解決と朝鮮半島の平和定着のための積極的な役割を期待する」と強調した。

 北朝鮮の核・ミサイル挑発については、「北はわれわれの対話の提案に応じず、大陸間弾道ミサイル(ICBM)級のミサイルによる挑発に続き、6回目の核実験まで強行した」と批判した。その上で、「韓国政府は北の核とミサイルを決して容認しない」とし「国際社会と共に北に核とミサイル計画を完全に、検証可能かつ不可逆的な方法で放棄させる」との考えを明らかにした。 

 さらに「難しい状況だが、わが政府は長期的な立場で忍耐心を持ち、平和と繁栄の朝鮮半島を実現するための政策を一貫して推進していく」とし、ロシア側に支持と協力を求めた。

 文大統領は「韓国が最後に残った分断国家ではなく、地球上から分断をなくした統合と平和の国として名を残すための基礎を作りたい」とし、「私の次の誰かが統一韓国の大統領になり、ロシアに来て全世界を周り、平和を広める仕事ができることを期待し、私の任期でそのような時代に少しでも近づけるよう努力したい」と強調した。

 韓国とロシアの関係については、「今回のロシア訪問を通じ、ウラジミール・プーチン大統領と深い友情と信頼を構築し、韓国とロシアのトップレベルの戦略的協力基盤を強くすることを希望する」として、「プーチン大統領が積極的に推進している『新東方政策』と私が推進しようと考える『新北方政策』のビジョンを共有し、極東地域での協力策を模索したい」と説明した。新北方政策は、北東アジアを含むユーラシア地域の国々との経済協力。

 また「極東地域の開発の需要と韓国の技術と経験が結びつけば、極東地域の無限の潜在力が現実化する」とし、「今後、北極航路の開発、鉄道、港湾、造船、道路のようなインフラ開発や農水産物、物流、保健・医療など多様な分野での実質的協力事業の成果を出すことができるよう期待する」と強調した。 

 両国の経済協力に関しては、「現在議論されている韓国とユーラシア経済連合(EAEU)の自由貿易協定(FTA)締結が大きい転換点になると思う」として、「FTAが実現すれば、双方の各種関税や非関税障壁が撤廃され、両国の貿易が画期的に拡大する契機になる」と期待を示した。

 来年2月に開催される平昌冬季五輪についても言及し、「1988年のソウルオリンピック以来、30年ぶりに韓国で開催される五輪であり、発展した韓国の力を世界に披露する舞台になる」と説明。「高品格な文化五輪にしたい。全世界ができなかった最先端ICT(情報通信技術)五輪にし、地球環境を考える低炭素グリーン五輪にする」との計画を明らかにした。

 また「平昌冬季五輪が北も参加する『平和五輪』になるよう、国際オリンピック委員会(IOC)と共に努力する」とし、「ロシア国民も平昌冬季五輪に多くの関心を持ち、できれば平昌を訪問してほしい」と呼びかけた。

 文大統領は6日から2日間の日程で、「東方経済フォーラム」出席のためロシア・ウラジオストクを訪れ、プーチン大統領と会談する。文大統領のロシア訪問は就任後初めて。

最終更新:9/5(火) 22:00
聯合ニュース