ここから本文です

やっぱりとんかつ? 全国屈指のブランド“鹿児島黒豚”はなぜおいしいのか

9/5(火) 11:45配信

投信1

9月6日は「鹿児島黒牛・黒豚の日」

9月6日は、9(ク)と6(ロ)の語呂合わせから、様々な「クロ」に関する記念日が制定されていますが、やはり、色の「黒」に関連する記念日が多いようです。今回は、その中でも「鹿児島黒牛・黒豚の日」に注目したいと思います。

これは、鹿児島黒牛黒豚銘柄販売促進協議会が1998年に制定したもので、鹿児島県の特産物である黒牛と黒豚の普及を促進しようという意図がうかがえます。

鹿児島黒豚は豚肉では全国屈指のブランド

鹿児島黒牛(以下、「黒牛」とします)も人気ブランドの1つですが、牛肉に関しては国内でも強力な競合相手が多く、松坂牛、宮崎牛、米沢牛、神戸ビーフなどのブランド力に比べると劣勢にあることは否めません。“おいしい牛肉”と聞いて、すぐに黒牛を思い浮かべる人は多くないと推測されます。

その一方、鹿児島黒豚(以下、「黒豚」とします)は、豚肉としては全国屈指の人気ブランドと見ていいでしょう。“おいしい豚肉”と聞くと、真っ先に黒豚をイメージする人も多いのではないでしょうか。

黒豚がおいしい4つの秘密とは

黒豚はそんなにおいしいのでしょうか?  鹿児島県黒豚生産者協議会のホームページを見ると、黒豚のおいしさの秘密として以下の点が挙げられています。

 1.肉の筋繊維が細いため食べた時に歯切れがよくやわらかい
 2.脂肪組織の水分含有量が少ないため水っぽさがない
 3.他の品種より中性糖やアミノ酸含有量などの旨味成分の含有量が多い
 4.脂肪の解ける温度が高いために脂がベトつかずさっぱりしている
平たく言うと、他の品種よりも肉質がやわらかくて味がジューシーということでしょうか。

カンショを配合した飼料が独特の旨味を醸成する

そして、こうした黒豚のおいしさを生み出している最大の要因は、飼料にカンショを配合していることです。ここでいうカンショは薩摩芋(サツマイモ)を指しています。鹿児島でたくさん獲れる栄養分たっぷりの薩摩芋が、あの美味を作り出しているというのは、理屈抜きに納得できる気がします。

また、鹿児島県黒豚生産者協議会が厳格な生産・流通体制を敷いており、「かごしま黒豚証明書」を交付することでブランドを守っています。そして、鹿児島県農業開発総合センター畜産試験場では常に品種改良が行われており、黒豚の味は進化を続けていることも重要と言えましょう。

1/2ページ

最終更新:9/12(火) 23:50
投信1