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城氏が指摘「現状では本田圭佑はロシアW杯メンバーから落選する」

9/6(水) 10:00配信

THE PAGE

W杯出場にかけるサウジアラビアの決定力が印象に残った。日本は敗れたが、すでに出場切符獲得後の消化試合。本来ならば、モチベーションを維持することの難しい敵地でのゲームで、戦術的に引くこともなく、前半は高い位置からプレスをかけ攻守で共通意識を持ちサウジを圧倒していた。

 ロシアW杯に向け誰がメンバーに生き残るかのサバイバルがスタートしたゲームでもあり、ハリルホジッチ監督は先発メンバーを4人変えてきた。どんなゲームでも“ムラ”を見せずに戦うのが、勤勉な日本人のメンタルの特徴でもあるが、それぞれの“アピールしたい”という心理も、消化試合でのチームモチベーションにつながっていたのかもしれない。
 
 その意味で厳しい現実をつきつけられたのが、先発出場した本田と岡崎のベテラン2人だろう。

 本田のコンディションは見るに耐えないものだった。ケガの影響もあって移籍したメキシコのチームでの試合出場数も少なく、試合勘もなかったのだろうか。ミスが目立ち本田がしばしば“ノッキング”を起こすためにテンポや流れが止まる。必然、周りの連携にも影響を与えた。

 サウジの左サイドが、再三にわたって上がってきたが、本田は、サイドバックの酒井宏に任せるのではなく、自らがつられて動くシーンが目立った。そうするとスペースが生まれ、井手口と山口の2人がそこを埋めようとして動くため、徐々にピッチに“ズレ”が生じた。

 逆サイドの原口からは、プレスをかけ、そこから仕掛けていく意図を感じたが、本田がさえないため、本田―酒井宏の右サイドは機能していなかった。ハリルホジッチ監督が「45分限定」で本田を前半が終わってベンチに下げたのも無理はなかった。
 ここ数試合、日本のサッカーの質が明らかに変わりつつある。井手口、大迫らの世代が、テンポとスピードアップをチームに与えた。球球離れが速いサッカーに、“重たい本田”が入ると噛み合わないのだ。
 現状のチームに本田の居場所はない。厳しい見方だが、全盛期に近い本田のコンディションを取り戻さない限り、ロシアW杯の最終メンバーから外れてしまう可能性も高いだろう。

 岡崎のコンディションも悪かった。岡崎のところでボールが収まらない。岡崎がボールをキープできないので、サイドを使えずに攻撃パターンが増えなかった。
 2年ぶりに出場した柴崎が、ワンタッチでボールを動かして、サウジの鼻先に面白いタテパスを何本か送ったが、岡崎とのタイミングが合わなかった。パスを読めずスピードにも欠けた。現状のコンディションで比較すれば、ワントップのポジションでは、大迫が一歩も二歩もリードしているのではないだろうか。

 むしろ、柴崎―大迫の組み合わせでは、どんな連携を見ることができるのか、と考えさせられた。チームの攻撃のギアを変える能力を持っている柴崎が、今後、強化試合の中で出場機会を増やして、コンビネーションを磨いていけば、チームの新しいオプションになる。
 

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最終更新:9/7(木) 7:25
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