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「死ぬことしか考えられません」高1女子の「さよなら」と「またね」

9/6(水) 20:01配信

TOKYO FM+

ラジオの中の学校、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」では、9月5日の放送で「死ぬことしか考えられません」とメッセージを寄せたリスナーに直接電話をかけました。パーソナリティのとーやま校長、あしざわ教頭と、このリスナーとのやり取りを紹介します。

【リスナーのメッセージ】
私は、最近ぼうっとした時に、「死にたい」とよく考えます。家では母親から虐待を受けて、学校では友達と上手くいかない。部活も私だけ大会に出ないから仲間との関係も良くない……。心が休まる場所がありません。川を見れば「飛び込んだら死ねるかな」、高い所に行ったら「飛び降りたら死ねるかな」と、死ぬことしか考えられません。つらいです。助けてください。(16歳・高1・女性)

◇◇◇ ◇◇◇

とーやま校長:今のつらい気持ちは、いつぐらいから続いているの?

リスナー:中学生になってから少しずつそういう気持ちになり出して、今が結構ピークで、ささいなことで「死にたい」って思ったりするようになりました。

とーやま校長:お母さんから暴力を受けてるんだよね? 家は何人で暮らしているの?

リスナー:お母さんと二人です。

とーやま校長:お母さんは、突然してくるの?

リスナー:お母さんの機嫌が悪い時に、ちょっとしたきっかけで殴ってきたりします。

とーやま校長:学校は行けてるんだよね? 今日は誰かと話はできたの?

リスナー:部活の人と少し話しました。

とーやま校長:こういう事を聞いてくれる友だちはいないの?

リスナー:はい。

とーやま校長:じゃあ、ずっとお母さんにもそういうことをされても、溜まったままいつも過ごしてるってこと?

リスナー:はい。

とーやま校長:俺が軽々しく言えることではないけども、ただただつらいよね。今、行き場所がないんだもんな。川を見て、「飛び込んだら……」とか、そんなことを思ってしまう自分も嫌になっちゃうよな。

リスナー:はい……。

とーやま校長:今、俺が思ってることを言うよ。例えば、俺の目の前に、今、「死にたくてしょうがない」って言ってるヤツがいるとする。前は色んなことを考えて、「そいつがそれでいいって言うなら、それで楽になれるんだったらそれでいいのかな?」って思っていた時があった。あったんだけれども! やっぱり、「自らで、自らの人生を終わらせるっていうことはダメだな」って今の俺は思ってる。色々理由とかも考えて、「じゃあ、なんでダメなんだろう?」って考えたりもしたんだけど、ここは理屈じゃないんだよね。
今、俺がオマエと一緒に歩いていて、もし、川に向かって走って行って飛び込もうとしたら、俺は理屈とかじゃなくて、絶対に手をつかむと思うんだ。100%。
俺が絶対にお前に言いたいのは、「死んだらダメだ」ってこと。

リスナー:はい……。

とーやま校長:死ぬことを選ぶのは、めちゃくちゃ覚悟がいることだと思う。昨日も言ったんだけど、俺が思うのは、そのとんでもない覚悟と勇気を使うのであれば、それよりも小さい力でできることがたくさんあるということだよ。自分で死ぬということを選ぶ前に、まだたくさんやれることや見れるものがあって、一度そういうものを見てほしいんだよね。何でもいいんよ。好きなものってある?

リスナー:ドラムをやっているので、ドラムが好きです。

とーやま校長:じゃあ、5時間ぐらいスタジオに1人で入って、好きな曲を爆音でかけて、スネアとバスドラをバカスカバカスカやる! 俺はそういうことをやってほしいんだよね。せっかく好きなものが自分の中にあって、まだまだ好きになれるかもしれないんだよ?

あしざわ教頭:今どこかで、「こうしなきゃいけないんだ」って思ってるんじゃないかな。例えば「親に反抗しちゃいけない」とか、「学校をぶっちぎってドラムを叩きまくったら怒られるかも」とか。でもそれはたぶん、死んじゃうことよりも、全然怒られないことだよ。だから校長が言ったようにもっとやれることはあるし、もっと自由がきく場所に行けるよ。何かしてみたいことはある? 何でもいいよ。

リスナー:……やっぱり、ライブに出てみたいです。

あしざわ教頭:自分がそこでドラムを叩きまくるってことだよね。やろうよ! やらないのはもったいなくない? それをやらずに終わっちゃいたくないよね。

リスナー:はい、終わりたくないです。

とーやま校長:そうだよね。まず、やりたいことを一通りやってからでも全然よくない? で、一通りやってみて、また考えて。それでもまだモヤモヤしてるなって思ったら、世の中には物事がいくつもあるんだから。楽器の数だってめちゃめちゃあるんだよ! ってことは、そこには可能性しかないんだよ。とんでもなく相性のいい楽器があるかもしれないし、もしかしたら曲を作れるかもしれないしね。

あしざわ教頭:色んな場所にも行けるし、一つのことをものすごく深く掘ることもできるからね。意外と手を伸ばすと、色んなことがあるよ。

とーやま校長:「未確認フェスティバル」って知ってる? 今年はもう終わったけど、来年出場することを目標にしてみるのはどう? 1人でも出場できるんだよ。メンバーを見つけてバンドを組んで、送ってもらってもいいしね。俺たちも、会えたら会いたいよ。
いろんな楽しいものが、オマエの周りには溢れてるからね。時間もたくさんあるから。いっぱい出会って、人生を変えて行ってほしい。

リスナー:……はい!

とーやま校長:頑張れとは言わないけど、自分のペースで、でも「ここだ!」と思った時には、全精力を掲げてやっていってみよう!

リスナー:はい!

とーやま校長:またね! また会おう!

リスナー:さよなら!

――電話を切った後、しばらくしてもう一度このリスナーに電話を掛けました。

とーやま校長:もしもし! さっき電話を切る時に「さよなら!」って言われたのがちょっとだけ気になってさ。最後は「またね!」ってお別れしたいと思って。

リスナー:はい。

とーやま校長:じゃあ、またね!

リスナー:……バイバイ!

とーやま校長:(笑)。それはダメ!

リスナー:(笑)。

とーやま校長:英訳したら同じだもん。俺はまた会いたいんだよ。「ノーバイバイ! イェスまたね!」。だから、『またね!』。

リスナー:『またね!』。

校長・教頭:よし!!

最終更新:9/6(水) 20:01
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