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間もなく開幕する”トロント映画祭2017”、今年の見どころは?

9/7(木) 12:01配信

ぴあ映画生活

トロント映画祭2017が、現地時間の7日(木)より開幕する。

北米で、秋から年末にかけて公開が予定されている期待作の数々。それらが上映されるこの映画祭は、ハリウッドでも非常に注目度が高い。

トロント映画祭2017 その他画像

従来のトロント映画祭は、作品数やプログラムが多すぎるために、スタジオや配給会社は自分たちの映画に観客を呼びづらい状況にあった。そうした問題を受けて、今年は上映作品数を約20%減。それでも観客にとっては気になる作品が多く、減った気がしないとも言われている。

世界では、先月末にヴェネチア映画祭が始まり、先週末にはテリュライド映画祭が開催されている。近年は、後にオスカーで健闘する傑作がテリュライドで先に上映されるケースが増えていたことから、映画祭事務局は、北米以外で先行上映した作品に関して、トロントで花形とされる最初の週末にラインナップしないなどの対抗措置を取るようになった。それでも、評判の高い新作をトロントで見られるのは大きな魅力。ヴェネチアで高い評価を受けたギレルモ・デル・トロの『The Shape of Water』のほか、ジョージ・クルーニーの『Suburbicon』、アンジェリーナ・ジョリーの『First They Killed My Father』などが、トロントにも回ってくる。

もちろん、ここで初お披露目となる作品も多数ある。ヴィム・ヴェンダース監督、アリシア・ヴィキャンデル、ジェームズ・マカヴォイ主演の 『Submergence』、アンディ・サーキスの監督デビュー作でアンドリュー・ガーフィールド主演の『Breathe』、ベネディクト・カンバーバッチがトーマス・エジソンを演じる『The Current War』、マーゴット・ロビーがトーニャ・ハーディングを演じる『I, Tonya』、1992年のL.A.暴動を描くダニエル・クレイグ、ハル・ベリー主演作『Kings』、アーロン・ソーキンの監督デビュー作『Molly’s Game』などだ。

トロントの賞は、カンヌやヴェネチアのように少数の審査員が決めるのではなく、一般観客による投票式となっている。昨年の観客賞は『ラ・ラ・ランド』。これまでトロントとオスカーの両方を受賞した作品には『スラムドッグ$ミリオネア』『英国王のスピーチ』『それでも夜は明ける』などがある。

トロント映画祭は、17日(日)まで。

取材・文・写真:猿渡由紀

最終更新:9/7(木) 12:07
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