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CG女子高生「Saya」、満面の笑顔は苦手…そのワケは? 超リアルな表現、制作者に聞いた

9/13(水) 7:00配信

withnews

 2015年に発表され、実写と見分けがつかないリアルさで話題を呼んだ、CG女子高生「Saya」。講談社主催のオーディション「ミスiD」で、セミファイナリストに入り、さらに注目を集めています。「TELYUKA」の名前で、夫婦で制作してきたCGアーティスト・石川友香さんに舞台裏を聞くと、どうしても表現できなかった「ある表情」があったことを教えてくれました。(朝日新聞デジタル編集部・信原 一貴)

【画像】制服やソックスもリアル、顔は微妙に変化…CG女子高生「Saya」を詳しく紹介

まるで「2.9次元の存在」

 オーディション「ミスiD」で、7月に発表された132組のセミファイナリストの中に「Saya」の名前がありました。CGで表現された「バーチャルアイドル」ながら、その新しさや存在感が評価され、4000組超のエントリーの中から選ばれました。

 その後、8月末にYouTubeなどで発表されたのが、次の選考に向けた約1分間の自己PR動画でした。

 Sayaの作品を、ツイッターなどで発表し始めて約2年。石川さんは「少しずつSayaを改善して、やっと広く見てもらえるかなと思える水準のものが出来た」と話します。

 ミスiDへの出場を決めたのも「囲碁や将棋では、AIが積極的に人間に挑んでいる。Sayaも普通の女の子に混ざって挑むことで、技術を加速させたい」という思いからでした。

 動画ではSayaが弾むように歩いたり、うなずいたり。ほおをふくらませて、上目遣いの「ふくれっ面」も披露。Sayaの造形もさることながら、動作や表情も非常にリアルで、まさに実写のよう。YouTubeでの再生回数は、実に75万回を超えています。

 ロボットやCGを、人間など実在するものに似せようとしたとき、ある段階で極端に不快に感じられる現象を「不気味の谷」と呼びます。

 しかし、今回の動画のコメント欄には「2次元でも3次元でも不気味の谷でもない、2.9次元」「微妙な感情の動きが、表情から伝わる」と、違和感のなさに驚く声が並んでいます。

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最終更新:9/13(水) 10:10
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