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「掛布ロス」拡大 阪神二軍監督電撃退任が波紋

9/12(火) 16:45配信

東スポWeb

 阪神・掛布雅之二軍監督(62)の電撃的な今季限りでの退任決定の波紋が各方面で広がっている。世間ではネット上を中心に疑問の声が噴出、球団OB陣からは異論、中継を行うテレビ局からは「ファン離れ」を危惧する声まで…。ミスタータイガースの偉大さゆえの“掛布ロス”の拡大は、しばらくやむ気配がなさそうだ。

 11日、球団は掛布二軍監督が最後に指揮を執る27、28日のウエスタン・リーグの広島戦を、当初開催予定だった鳴尾浜から甲子園に変更することを決めた。背番号31のラストゲームを見届けたいファンに一人でも多く観戦してもらいたいとの考えで掛布監督に提案。球団関係者は「ファンを大切にされる掛布監督なので、喜んで承諾してもらった。多くのファンの方に来ていただきたい」と話した。退任発表を受け、10日のウエスタン・リーグのソフトバンク戦は定員500人の鳴尾浜球場に1500人のファンが殺到しただけに迅速な対応となった。

 掛布退任決定の波紋は各方面に広がっている。ネット上では「掛布さんがいなくなったら球場に足を運ぶ機会も減る」「タイガースは必ず後悔する」「掛布一軍監督を見たかった」「1日たっても辛すぎる」という声であふれている。球団には納得のいかないファンからの抗議電話が舞い込んでいるという。どれも不可解な電撃退任へのやり場のない悲鳴だ。

 生え抜きOB陣も複雑な表情を浮かべる。川藤OB会長は「現段階ではなんともコメントのしようがない…」と話すにとどめたが、他のOBからは「一体なにがあったんだ」「残念としか言いようがない」と不満の声が続出。金本監督との野球観の相違による事実上の“解任劇”に「金本のファンまで減ってしまうぞ。このままでは金本が切ったと受け取られる。フロントがしっかり説明をしないといけない。世代交代では済まされない」との意見まで出ている。

 さらに落胆の声は阪神戦を中継するテレビ局からも。「ファン離れが心配だ。掛布監督が現場に復帰したことで、もう一度タイガースを応援しようというファンは多い。そういったファンが今回の件で嫌気が差して離れていけば、中継の視聴率にも影響する」(ある在阪のテレビ局員)。別の局員も「掛布二軍監督が現役引退する時も追われるように去っていったというイメージがあって、それをダブらせるオールドファンは多いはず」と話す。

 ミスタータイガースの愛弟子たちが一軍で躍動する姿に多くのファンが心を躍らせている。「ファンの目が選手を育てる」という背番号31は、サービス精神旺盛でファン開拓にも熱心だっただけに、親しみのある掛布監督に魅せられた新たなファンを失うことも懸念されている。まさに拡大するばかりの“掛布ロス”だ。

最終更新:9/12(火) 16:45
東スポWeb

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