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都民ファ新代表人事 会派内から異論噴出

9/13(水) 20:37配信

TOKYO MX

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 東京都議会の最大会派・都民ファーストの会の代表が「小池知事の特別秘書に専念する」として辞任した野田数氏から、東京都の小池知事の元秘書で都議1期目の荒木千陽総務会長に交代しました。会見で荒木新代表は「新しい都議会、都政になったと都民に実感してもらえるよう、しっかり改革を進めていく」と抱負を語りました。しかしこの人事を巡って、13日午前中の都民ファーストの会の議員総会では異論が噴出していました。

 総会に参加した議員によりますと、新代表の報告後、会場は大きな拍手に包まれましたが、前の会派の幹事長だった音喜多駿議員が大きな声で「異議あり!代表選考の仕方がブラックボックスで、自民党以下だ。挙手による採決をするべきだ」といった趣旨の発言したということです。

 今回の人事は、11日に小池知事と増子幹事長、山内政調会長が参加する「代表選考委員会」で決めました。この3人で決めることは都民ファーストの会の規約で定められていますが、音喜多議員はそれを、密室で決めた「ブラックボックスだ」と批判しました。音喜多議員の異議申し立ての後、会派の幹部は「全員野球でやっていこう」などと発言し、再び、会場は拍手に包まれ、次の議題に移ったということです。茜ケ久保嘉代子議員は取材に対し「55人いる会派なので、全体として決を採るべきだという意見も出ていたと思う」と、総会の様子について明らかにしました。一方、音喜多議員は「言うべきことは総会の中で申し上げた。私の態度はしっかりと伝えた」とだけ答えました。

 これについて荒木新代表は「手続きに関して異議を唱える議員がいたが、選考方法を含めた規約の草案の段階から(音喜多議員は)関わっていたので、十分分かっていると思う」と述べ、異議があったことは明かしましたが、異議の詳細を問う記者の質問には明言を避けました。

 さらに議員に取材してみると、反対意見の有無さえ明確に答えない議員もいました。木下富美子議員は「反対意見はなかったのか」という記者の問い掛けに「ノーコメントです」、福島理恵子議員は「いろいろな意見が出ることはいいこと」と答えたものの「全会一致で決定か」という問い掛けには「そこはノーコメント。私が答えていいのか分からない」と言葉を濁しました。

 荒木新代表は会見で「結成段階の規約でもあるので、皆さんの意見も取り入れながら、規約に関しても代表選挙も含めてしっかりとみんなで議論していきたい」と述べ、さまざまな意見があるとして、今後、代表を選挙で選ぶことを議論していく方針を明らかにしました。荒木新代表の手腕に都民の視線が注がれています。

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 都民ファーストの会の人事について、東京都の小池知事は13日夕方、記者団に対し「規約通りに進めている。全く透明性には問題がない。異議が出るということは開かれている証拠だ」と話しました。

最終更新:9/13(水) 20:37
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