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ホークス柳田 30号でVに花!! 14戦足踏み志願の居残りフリー

9/13(水) 11:01配信

西日本スポーツ

 もやもやを吹き飛ばせ! 2年ぶりの30号を目前に14試合足踏みが続いている柳田悠岐外野手(28)が12日、ヤフオクドームでの全体練習後、復調のきっかけをつかむために「居残り」フリー打撃を敢行した。キャンプでは恒例のロングティーも取り入れるなど懸命の汗。チームの快進撃の陰でややバットが湿っている4番が快音を取り戻し、2年ぶりのリーグVに花を添える。

【写真】柳田に得意のポーズのやり方を教えるデスパイネ

■今月率・214

 静寂の本拠地に絶叫と快音が交互に響き渡る。声の主は柳田だった。背中がよじれそうなフルスイングから放たれた打球は、次々と外野スタンドに放り込まれた。あまりの衝撃音に何ごとと思ったのか? ベンチ裏から姿を現した工藤監督がこうつぶやいた。「珍しいな、ギータ…」。その後は打撃練習を見守った。

 ヤフオクドームでの全体練習が終わった後だった。ズボンの裾を膝下まで上げた柳田が、再びグラウンドに登場した。志願の「おかわり」フリー打撃では32スイング中14本のオーバーフェンス。「ストレス発散ですよ」。シーズン中では異例となった特打の理由をはぐらかしたが、迫力ある打棒は復調を印象づけた。

 8月23日の西武戦(ヤフオクドーム)で30号に王手をかけながら、今季最長の14試合「不発」が続く。その間にチームメートのデスパイネと日本ハムのレアードに先を越された。9月は打率2割1分4厘と振るわず、自身2年ぶり2度目の大台を目前に「僕は(30本)打てるんですかね」と自虐的な言葉も口を突いた。

 全体練習のこの日、野手陣にはフリー打撃で各8分の時間が割り当てられた。だが、柳田の打球はラインドライブがかかり、フェンス前での伸びを欠く当たりが目立った。見かねた藤本打撃コーチが全体練習でのフリー打撃後にロングティーを提案。春季キャンプの定番メニューだが、シーズン中に行うのは珍しい。「ロングティーは体全体でスイングできる。力んでボールの外側から捉えていた軌道を内側から捉えるように」と藤本コーチは意図を説明。インサイドアウトのスイングに修正した結果、バックスピンがかかり、滞空時間の長い打球が増えた。そのいいイメージを固めるために、志願の居残り特打を敢行したというわけだ。

 そう遠くない日に歓喜は訪れる。「30号」と「リーグV」のXデーはどっちが先か-。「こればっかりは分からない。優勝じゃないですか」。いざ準備は整った。たまった鬱憤(うっぷん)を晴らして“ゴールテープ”に飛び込む。

西日本スポーツ

最終更新:9/13(水) 11:01
西日本スポーツ