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BMWが日本に小排気量バイク投入「大排気量より市場大きい」

9/14(木) 17:00配信

THE PAGE

日本で輸入車首位のハーレーを追う

 BMWと同様に国内のバイク業界も小排気量車の海外市場に目を向けています。全国オートバイ協同組合連合会、全国二輪車用品連合会、日本自動車工業会(自工会)などは昨年、2020年を目標とした「二輪車産業政策ロードマップ」を取りまとめ、新興国などの市場を中心に拡大が見込まれる二輪車市場での成長対策をまとめました。自工会は「排気量の小さい二輪車は通勤、通学、買い物など日常生活で活用されている」とし、発展途上国などの大きな需要が期待できると見ます。

 大型バイクを中心にしたこれまでの日本の輸入は、日本自動車輸入組合が公表している2016年度の輸入小型二輪車の新規登録台数(速報)によると、今年3月までの1年間の実績でハーレー・ダビットソンが1万772台(シェア49.9%)、BMWが4448台(同20.6%)、イタリアのドカティ2439台(同11.3%)、イギリスのトライアンフ1811台(同8.4%)などとなっています。

 これは、2011年度のハーレー1万1609台、BMW2882台、ドカティ2145台、トライアンフ1526台との実績に比べ、BMWが5割以上、ドカティが1割以上、トライアンフも2割近い増加で首位ハーレーを追い上げています。

 大型車の日本市場への食い込みがじわじわ進む一方で、BMWのように小排気量車の展開もスタートしたわけで、東南アジアのバイクメーカーや海外の大手メーカーも125CCから750CCまで幅広い小排気量車の品ぞろえで、日本をはじめ世界の需要に応えていく構えです。大小排気量にまたがる国内外のメーカーのつばぜり合いは、日本国内に限らず新たなバイク市場の模様を描き出す可能性も出てきました。

【ニコルス本部長やり取り要旨】

 新たな展開を図るBMWモトラッドジャパンのリー・ニコルス本部長に日本市場への取り組みなどを聞きました。

(1)大排気量のバイクで知られたBMWが、G310Rのような小排気量車に目を向け始めた。これは戦略の変更か。

ニコルス本部長:戦略の変更ではなく、戦略の中に小排気量車を位置付けたということです。小排気量車の販売開始は私たちにとってもエキサイティングなことでした。何よりも小排気量車の世界市場は大排気量車に比べ、極めて大きいということが重要です。開発途上国も含めてです。

(2)世界のバイク市場は拡大、縮小のいずれの動きか。

ニコルス本部長:日本で見ると、排気量500CC以上の分野は、わずかな変化ではありますが成長基調です。各メーカーは新車の投入に力を入れています。一方で小排気量車のとても大きな市場も注目されていくでしょう。

(3)日本のバイク市場をどう見るか。外車との関係は?

ニコルス本部長:20年前には日本のバイクメーカーは国内で大変強い力を持っていました。しかし現在では輸入車も弱いとは言えません。以前に比べハーレーなどが日本国内で次第に増えており、ヨーロッパ車も性能が良くなってきました。ハーレーはアメリカのライフスタイルを象徴し、ヨーロッパ車もそれぞれのライフスタイルを示して日本で受け入れられつつあります。

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最終更新:9/20(水) 5:48
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