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<リサイクル>コロッケ先生「古紙はゴミじゃない」 佐賀

9/14(木) 10:46配信

毎日新聞

 全国の小中学校で古紙リサイクルについて教えている「コロッケ先生」こと小六(ころく)信和さん(60)が12日、佐賀県上峰町坊所の町立上峰小学校(牟田禎一校長)で総合的な学習の授業を行った。同校の児童が書いた読書感想文がきっかけで県内では初めて実現。4年生115人と親らが1時間半にわたり熱心に聴き入った。【上野央絵】

 小六さんは岡山市の古紙卸売会社「明和製紙原料」社長。昨年の青少年読書感想文全国コンクールの小学校中学年部門の課題図書「情熱! コロッケ先生の古紙リサイクル授業」(中村文人著、佼成出版社)で紹介されており、同校児童が感想文を書くために見学した古紙工場の社長を通じて「コロッケ先生に会いたい」という願いがかなった。

 授業で小六さんは、紙は木の繊維から作られていて、消費量に見合った植林は不可能なため「地球から木がなくなったら皆死にます」と指摘。「古紙50キロをリサイクルすると樹齢30年、直径25センチの木が1本助かる」と呼びかけ、児童らが集めた約8キロの古紙のリサイクルを実演した。

 古紙をちぎって水と一緒にミキサーにかけた後、型枠と網で繊維を取り出し、水気を絞ってアイロンで乾燥させると郵便はがきが完成。児童らからは「うわー、すごーい」「きれい!」などと歓声があがった。

 この後、古紙リサイクルの過程を説明。「再生できる家庭の古紙の20~30%が回収できていない」と自宅でチェックするよう呼びかけた。最後にクイズ形式で、55メートルのトイレットペーパー1個に必要な再生紙は牛乳紙パック6個分と指摘。「紙はゴミじゃない!」と全員で復唱して授業を終えた。

 感想文を書いた川崎千鶴さん(9)は「本を読むまで紙はゴミだと思っていた。今日は楽しかった。コロッケ先生の説得力が強かった」と話した。

最終更新:9/14(木) 10:46
毎日新聞