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来世を決めるくじ引き会場 前世は悲惨だった少年少女が引いたのは――Twitter漫画「幸せをあなたに」に涙

9/14(木) 15:38配信

ねとらぼ

 アボガド6さんがTwitterで公開した漫画「幸せをあなたに」が泣けると話題です。舞台は死後の世界とおぼしき「来世くじ引き会場」。来世でどのような親の下に生まれるかが決まるくじを引いた、少年少女の数奇な運命が切なくつづられています。

【全ページ】漫画:幸せをあなたに

 老人がひしめくくじ引き会場で、まごつく少年。そこに同世代の少女が、少年のケガを見かねて「大丈夫? ばんそうこ(う)あるよ?」と声をかけます。話し相手ができてホッとする2人ですが話題に困り、少女はつい「なぜ死んでここにいるのか」を聞いてしまいます。逡巡しながらも少年は父親からの虐待で殺されたことを明かし、少女もいじめを苦にして自殺したことを明かすのでした。

 くじ引き待ちの行列は進み、ついに2人の番に。少年は4等の「ごく普通の家庭に生まれる」を引き当てます。「殴られないよね!?」「暴言も吐かれないよね!?」「毎日ごはん食べられるよね!?」と、本来当然であるべき幸せを喜ぶ様が悲しい……。

 しかし少女の結果は「ハズレ」。来世は「家庭内暴力の絶えない悲惨な家庭」と、かつての少年と同じ境遇が宣告されてしまいます。

 やがて2人は、新たな人生へつながる「転生の扉」へ。「前がひどかった分、今度はちゃんと幸せに」と励まされる少年ですが、「殴られんのとか慣れてっから!」と少女のくじを奪い、彼女が歩むはずだった来世へ飛び込んでいきます。

 場面は変わって、現世へ。友だちと楽しげに下校する少女が、傷ついて公園でたたずむ少年を見かけます。どこかくじ引き会場での面影を残す2人。前世での記憶などないはずなのに、少女は「あなたの背中を見てたらなぜか悲しくなってしまったから」と、少年を気遣うのでした。「だいじょうぶ? ばんそうこあるよ?」と。

 アボガド6さんは同作をpixivでも公開中。こちらであらためて見返すと、タイトルに添えられた「今度は大人になれるといいね」という言葉の意味にハッとさせられます。2人の未来は想像するしかありませんが、どうか幸せであってほしい。

画像提供:アボガド6さん

出典:アボガド6「幸せをあなたに」

最終更新:9/14(木) 15:38
ねとらぼ